日産自動車「フェアレディZ」をベースにしたレース専用車「Nissan Z GT4」公開（1/2 ページ）

エンジンやシャシー、サスペンションなどを強化。

[鈴木伊玖馬，ねとらぼ]

　日産自動車が米国で行われたカスタムカーイベント「SEMAショー」で、「フェアレディZ」をベースにしたレース車両「Nissan Z GT4」を公開しました。

レース専用車両「Nissan Z GT4」

　「Nissan Z GT4」は、7代目となる現行モデル「RZ34」を競技向けに調整を施したレーシングカー。トヨタ「GR スープラ」をベースにした「GRスープラ GT4」（関連記事）など、多くのメーカーが車両を提供しているカテゴリー「GT4」のレギュレーションに合わせて、日産自動車と日産モータースポーツ＆カスタマイズ（NMC）がチューニングしました。

（参考）サイドのゴールドロゴがかっけぇ！　ガチ勢向けレース仕様モデル「GRスープラGT4 50エディション」登場　生産数は6台のみ

　カラーリングには日産とNISMOのヘリテージとモダンさを融合した特別デザインを採用。ボンネットには70年代のレーシングカーをイメージしたラインに、ゼッケンナンバー「23」が描かれています。

ボンネットにはナンバー「23」を記載

搭載しているエンジンの様子

　強化されたマシンは、エンジン出力が約448.6馬力（330kW）、最大トルク約61.1kgf-m（600Nm）に向上。空力性能の強化、シャシーやサスペンションなどの最適化も施されています。

　「Nissan Z GT4」の販売価格は約3320万円（22万9000ドル）。オプション装備やスターターキットも含まれています。