東京と新潟を結ぶ上越新幹線が2022年11月15日に開業40周年を迎えることを記念して、沿線の駅ではさまざまな記念企画が開催されています。本稿では、12日に新潟駅で開催されたイベントの模様をお伝えします。
上越新幹線は1982年11月15日、日本の新幹線として4番目に開業しました。2001年にデビューした「E4系Max」は、高速鉄道として世界最大の定員数を誇り、2021年の引退まで多くの乗客を運びました。また、2016年には“世界最速の芸術鑑賞”をキャッチコピーとした観光車両「現美新幹線」がデビューし、人気を博しました(関連記事)。
東日本旅客鉄道(JR東日本)が7月から公開している特設サイトでは、上越新幹線がこれまでたどってきた歴史や開催予定のイベント、記念グッズなどの情報が紹介されています。
新潟駅では11月12日、記念セレモニーが開催されました。開業当初運行していた「200系」のカラーリングを施した臨時列車が登場し、関係者や多くの鉄道ファンが見守るなか、大宮駅に出発しました。
このほか新潟駅では、グッズの販売、トークショー、鉄道古物の販売などが行われ、駅全体がにぎわいを見せていました。開業日となる11月15日には、チェロやバイオリンの記念コンサートも行われます。
沿線の大宮駅では、開業から現在に至る列車の写真展(11月15日まで)、グッズなどが当たるスタンプラリー(30日まで)を開催。また、さいたま市の鉄道博物館では、200系新幹線の車内放送を再現する「音で旅する上越新幹線」(土日祝のみ)、200系の床下で写真を展示する「ピット下特別展示」などを、27日まで実施予定です。
JR東日本は2023年春、上越新幹線の車両をすべてE7系に置き換えるとともに、最高速度を時速275キロに引き上げる予定です。これにより、最速1時間14分かかっていた大宮〜新潟間の所要時間が、最大7分程度短縮される見込みです(関連記事)。
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E2系の引退が近づいてきました。