指定難病「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」を公表している声優の津久井教生さんが11月18日にブログを更新。30年間務めてきたNHK Eテレの人気キャラ「ニャンちゅう」の声優を羽多野渉さんに交代することを発表しました。
津久井さんは、「親愛なる皆さんへ ニャンちゅうの声を羽多野渉さんにバトンタッチすることになりました」と声優交代を報告。「30年間思いっきり走り抜けました 本当に楽しかったです。たくさんの応援ありがとうございました」と心からの感謝を言葉にしており、自身の後を継ぐ羽多野さんと番組への応援を呼びかけています。
津久井さんは1992年からニャンちゅうの声優を担当。2019年10月1日にALSを公表し、手足がほとんど動かない状態まで症状が進んだ後も「声」だけは奇跡的に健在で、今年度もニャンちゅうのスタジオ収録に参加していました。
また津久井さんの所属事務所「81プロデュース」は同日、声優交代をオフィシャルサイトで告知。「今年度の放送については、津久井が担当した回も放送されますが、来年度の4月放送回からは、すべて羽多野が担当します」と声が切り替わるタイミングや、「交代後も、津久井教生はアドバイザーとして番組に参加いたします」と津久井さんの番組関与が今後も続くとしています。
ファンからは、「お疲れ様でした。津久井さんのにゃんちゅー声は永遠に不滅です。忘れませんよ!」「長い間 お疲れ様でした。ありがとうございました」「子供の頃、津久井さんのニャンちゅうに触れ、そして今なお津久井さんの声でニャンちゅうを見続けられたこと幸せに思います」「30年間という長い間、ニャンちゅうの声を届けて頂きありがとうございました。津久井さんのニャンちゅうはずっと忘れられません…。」など思い思いのコメントが多く寄せられています。
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