ITmedia ガジェット 過去記事一覧
検索
ニュース

オンリーワンの希少車が環境活動家の餌食に ウォーホル作「BMW M1アートカー」に小麦粉を撒き散らす暴挙 実行者は現場で取り押さえられる(1/2 ページ)

なんということを。

advertisement

 イタリアの複合アート施設で、世界で1台しかない希少なアートカーが環境活動家らに襲撃される事件が発生。展示されていたクルマに8キロの小麦粉がぶち撒けられました。

BMW M1 アートカー アンディ・ウォーホル イタリア 環境活動家
環境活動家の襲撃にあったアンディ・ウォーホル作「BMW M1アートカー」(画像はTwitterより)

 事件が起こったのはイタリア・ミラノにある「Fabbrica del Vapore」という複合アート施設。当時、ポップアートの巨匠として知られるアンディ・ウォーホルの作品展が行われており、被害にあったBMW M1アートカーも作品の1つとして並べられていました。

 BMW M1は1970年代に作られたスーパーカー。デザインは日産自動車「GT-R50 by Italdesign」などでも知られ、イタリアに拠点を置くデザイン会社「イタルデザイン」が担当しており、製造では同じくイタリアに拠点を置く自動車メーカー「ランボルギーニ」が協力するなど、ウォーホル展が行われていたイタリアと縁の深いクルマです。

BMW M1 アートカー アンディ・ウォーホル イタリア 環境活動家
「BMW M1アートカー」の本来の姿(画像はBMWより)

 そんなBMW M1にウォーホル自身が塗装作業を行い、わずか28分で約6キロの塗料使って一気に仕上げた作品が、環境活動家たちのターゲットにされたアートカーです。クルマの持つ「スピード」を表現した作品で、BMWのアートカー・シリーズの代表的な作品として知られています。

 そんなBMW M1アートカーにぶちまけられた小麦粉は8キロと伝えられており、活動家たちはTwitterで気候変動問題に対する政府の姿勢を批判しています。

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る