アニメ・イラスト作家の谷口崇さんが2月2日、CAMPFIREでクラウドファンディングを始動。自主制作アニメ「森の安藤」の制作から17年が経過したことを記念し、同作から新たに“家族”をテーマにした3つの新作ストーリーを作りたいとしています。
学生時代から自主制作アニメを作ってきた谷口さん。代表作といえる「森の安藤」をはじめ、「むきだしの光子」「茂雄はハンサム」「おしり前マン」など、癖の強いキャラクターデザインと独特のせりふ回しなどで人気を集めており、テレビアニメ「ピコ太郎のララバイラーラバイ」の監督や、バラエティー番組「じっくり聞いタロウ」のマスコットキャラのデザインなど現在に至るまで幅広く活動しています。
制作のきっかけは、ファンからの続編を期待する声だったそうですが、当初はもう一度同じアニメを作ることに気が進まない部分もあったという谷口さん。しかし、同作のおかげで現在もアニメ制作を続けられていることや、自身の技術の向上、さらには結婚や子どもの誕生などさまざまな人生経験を積んだことで、新作制作に挑むことを決意。「当時から観ていただいている方からも、子どもだった方が就職されていたり、中には私と同じように学生だった方が家庭を持たれていたりというお話をよくお聞きします。『森の安藤』の世界も、“家族”というテーマで新たな場所へと広げたく、応援のほどよろしくお願いいたします」と伝えています。
新作ストーリー
「森の安藤 〜わくわく伐採ランド〜」
「森の安藤 〜スーパージビエマン〜」
「森の安藤 〜アナフィラキシー大作戦〜」
(「アナフィラキシー大作戦」はDVD限定収録)
リターンは、2000円から100万円までを用意。アニメが収録されたDVDが手に入るのは7000円からで、金額によっては「あなたの名前で歌った歌のCD・DVD」「あなたの似顔絵の動物がアニメに登場・似顔絵の原画」「谷口崇が結婚式などで『臭いくせにI LOVE YOU』を生熱唱」などのリターンも設定されています。
目標金額は200万円で、期間はおよそ2カ月。支援金の使い道は、「森の安藤」新作アニメ3本の制作費、スタッフの人件費、リターン品の制作費と送料、CAMPFIRE手数料、消費税としています。
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強カードにもほどがある。