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劇場版「モノノ怪」、公開延期と薬売り役・櫻井孝宏の降板発表 「作品性の観点」からと説明

当初は2023年内の公開を予定していた「モノノ怪」。

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 劇場版「モノノ怪」の公式サイトとTwitterが2月28日に更新され、公開延期とキャスト変更を発表。同作では、メインキャラクターの薬売り役として櫻井孝宏さんの出演が予定されていました。

劇場版「モノノ怪」から降板した櫻井孝宏
櫻井孝宏さん(画像はインテンション公式サイトから)

 劇場版「モノノ怪」は、2007年7月にフジテレビ「ノイタミナ」枠他で放送されたテレビアニメ「モノノ怪」の15周年記念企画の1つ。2022年6月18日に開催されたイベントで制作が発表され、合わせて櫻井さんの新規ボイスを収録した特報映像が公開されていました。

 制作に携わっているツインエンジンは、劇場版「モノノ怪」の公開時期を当初の予定であった2023年内から延期すると発表し謝罪。同作の舞台が大奥であり、“女性たちの苦しみと救済を描こうとする作品性”の観点から薬売り役のキャスト変更を決断したと説明しています。なお、延期後の公開時期と新キャストについては2023年夏頃の発表を予定しているとのことです。

薬売りの姿が描かれている劇場版「モノノ怪」公式サイトのページで櫻井孝宏の降板を発表
薬売りの姿が描かれている公式サイトで延期と降板を発表(画像は劇場版「モノノ怪」公式サイトから)

 また、劇場版の制作を応援するクラウドファンデイングプロジェクトを実施していた「うぶごえ」では、返金に対応すると発表。櫻井さんの降板によって“当初の気持ちのまま応援できない”と感じる支援者のことを考慮したそうで、公開延期に伴う返礼品の遅れと合わせて、返金対応の詳細は同サイトのメッセージ機能で知らせるとしています。

 櫻井さんについては2022年10月に仕事関係者との不倫が報じられ、翌月に謝罪。2023年1月には別の女性との交際トラブルがニュースとなり、所属事務所がお相手女性とのトラブルのいきさつを説明し謝罪していました(関連記事)。

 報道を受け、櫻井さんはパーソナリティーを務めていたラジオ番組を降板。また、2月15日には新作アニメ「AYAKA ‐あやか‐」の製作委員会が、「諸般の事情」により櫻井さんが演じる予定であった鞍馬春秋のキャストを変更すると公式サイトを通じて発表していました。

 同作の公式Twitterアカウントには、「ああああ……いや、内容を思えば仕方のないこと」「新キャストの方はプレッシャーもあると思いますが頑張って欲しいです。ただやっぱり結構ショックです…」「声優がやった事を容認はしませんけども。もう観られないんだなぁ。残念」「『やらかした奴は使わん』と公式がハッキリ言ってくれることは今後の抑止力に繋がると思う」など、降板に対してさまざまな感想が寄せられています。

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