元バレーボール日本代表選手の佐藤美弥さんが4月1日にInstagramを更新。前月に夫で東京五輪バレーボール日本代表選手の藤井直伸さんが亡くなってから初めての更新で、現在の心境をつづりました。
「皆様たくさんのご心配をいただきありがとうございます」とファンに感謝し、「今は深い悲しみの中、どこか実感がわかないそんな日々ですが 皆様からのあたたかさの中で過ごすことができています」と現在の心境について明かした佐藤さん。「闘病中も皆様の支えなしには添い遂げることができませんでした」「直伸も皆様から届く沢山のエールに涙ながら、嬉しい、有難い、幸せだ と、よく言葉にしていました」と闘病中の藤井さんの様子についてつづりながら重ねて感謝の言葉を伝えています。
また藤井さん逝去後にも、生前に親交のあった人々から話を聞く機会がたくさんあったそうで「改めてたくさんの方に愛される人間だったことを実感しています」とも。「私も直伸の人を想う心が強くて優しい笑顔が大好きでした」と妻の目線でつづりながら「直伸への想いや、直伸との思い出は語りきれませんがこれからもたくさんの方に思い出していただきたくさんの方の中に、たくさんの場所に、いろいろな形で生き続けてくれることを願っています」と人々の心の中に藤井さんが生き続けてほしいとコメントしました。
最後に佐藤さんは、藤井さんが胃がん判明前に体調不良を訴えていたころを回顧。当初、30歳という若い年齢やアスリートという職業柄、体調不良を「違う視点」から疑っていたといいます。結局、藤井さんは目の不調が改善されなかったことから検査入院しステージ4の胃がんが判明していたため、詳細の公表によって多くの人が健康に気をかけ、病の早期発見のきっかけとなればとの思いを「穏やかな日々過ごせます様願っています」との言葉で伝えました。
佐藤さんは2022年9月に藤井さんと結婚。その後、2022年1月には仲むつまじい夫婦2ショットを投稿していましたが、2月に藤井さんの胃がんが判明。いずれも日本代表としてともに闘った盟友の福澤達哉さん、清水邦広選手といった仲間のサポートや、ファンからの声援を受けながら、復帰を目指して闘病を続けていましたが3月10日に31歳で死去しました。
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2021年末から目の不調を感じていたとのこと。