陸上自衛隊の「総火演」が一般公開終了 昨今の世界情勢を踏まえ「本来の目的である教育訓練に注力」（1/2 ページ）

近年もコロナ禍の影響で、一般公開は行われていませんでした。

[沓澤真二，ねとらぼ]

　陸上自衛隊が、富士総合火力演習（総火演）について、2023年度以降は一般公開しないと発表しました。

画像はプレスリリースより

　総火演は例年富士山麓で開催される、陸自最大級の実弾演習。2020年以降もコロナ禍がもとで一般公開が中止されていましたが、今回は昨今の世界情勢を踏まえて「部隊の人的資源を本来の目的である教育訓練に注力する」ためにと、あらためて非公開が決定されました。

2019年一般公開時の様子（関連記事：電子戦や宇宙も視野に　令和初となった「総火演」写真100枚と映像で振り返る　「島の防衛」想定した作戦シナリオを展開）

　2023年度の総火演は5月27日に実施予定。例年通り、ライブ映像の配信と報道公開は実施するとのことです。