バンダイナムコエンターテインメントによる「アイドルマスター」シリーズの新プロジェクト「PROJECT IM@S vα-liv」(ヴイアライブ)が4月14日に発表され、「視聴者の支持を得られなければ活動終了」という内容が波紋を呼んでいます。
同プロジェクトは、「配信活動(ライバー)から逆転でトップアイドルを目指す、崖っぷちアイドル候補生の物語」と銘打っており、3人の候補生がVtuberとして活動し、視聴者はプロデューサーとして審査するという内容。およそ1年間かけてオーディションを行い、視聴者から既定の支持率を達成した候補生はアイドルに昇格、そうでなければ活動終了となります。またプロジェクト自体の評価の対象となり、支持されない場合はプロジェクト自体が終了に。
「視聴者の支持を得られなければ活動終了」というシビアなルールが波紋を呼び、Twitterでは一時「活動終了」がトレンド入り。「後味最悪な方針」「オーディション突破しなかったら活動終了は人質に取られてる感が強くて引いてしまうな」「仮に応援してる推しが活動終了を宣告される未来が現実的に見えてるのえぐくないか…?」などの声が寄せられました。
また「アイドルマスター SideM GROWING STARS」終了が先日発表されたこと、Vtuberミライアカリさんが引退の理由に「運営(バンダイナムコアーツのレーベル)との間の価値観のズレ」を挙げていたことなどで運営に不満や不信感を持つ人からの批判もみられます。
シビアなシステムから、以前に行われたVtuberオーディションを連想する人もいたようで、「バーチャル蠱毒」もトレンド入り。バーチャル蠱毒は、2018年にピクシブ、ツインプラネット、SHOWROOMの3社が開催したオーディションに関連して生まれた言葉。複数の人が1人のキャラクターの「中の人」の座を競い合う非情な仕組みに由来するものです(関連記事。現在「バーチャル蠱毒」はSHOWROOMが商標登録しています)。ヴイアライブは、結果によっては全員デビューできる可能性がある点が異なっています。
※ピクシブに関する記述を追記しました(4月16日15時50分)
なおプレ投票も既に始まっていますが、早くも不正投票があったことが報告されています。
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