ツイートまとめサービス「Togetter」と「min.t」を運営するトゥギャッター社が、Twitter APIのエンタープライズプラン利用契約を正式に締結したと発表しました。これにあわせて、旧APIが停止され新規ツイートが取得できない状態になっている人気サービス「Twilog」の買収を実施。Twilogの機能をTogetterに取り込む形でサービスを存続させる予定としています。
すでにTwilogとTogetterを統合するための開発もスタートしており、Twliogの開発者であるロプロスさん(@ropross)協力の下、開発が進んでいるとのこと。ロプロスさんは今回の件について、以下のようにコメントしています。
Twilogの継続に必要なTwitter APIの利用には多額のコストがかかるため、やむなくサービス停止となっていましたが、Togetter代表の吉田氏に声をかけていただき、Togetterと統合するという形でサービスを再開できる運びとなりました。
停止に追い込まれた多数のサービスがある中でも、Twilogに手を差し伸べてくださり、継続の道を開いてくれた、Togetter及び代表の吉田氏に感謝いたします。
しばらくは私もサービスの生みの親として、今後の発展に引き続き関わっていく予定です。新しく生まれ変わるTwilogを今後ともよろしくお願いいたします。
Twilogは、Twitterのツイートをブログ形式で保存することで過去のツイートを簡単に見返せる人気サービス。新APIプラン移行でツイートの取得ができなくなり、実質的に停止状態となっていました。
またトゥギャッター社はエンタープライズプラン利用契約を締結したことで、既存機能だけでなく、新たな機能の提供も予定しているとのこと。
追記(5月24日11時30分)
Togetterは5月24日、Twilogとの統合を実施。Twilogでのツイート取得再開が可能になりました。
再開に伴いサイトドメインが新しいものに変更に。既存のTwilogユーザーは変更後のページで再度ログインすることでツイートの取得が再開され、停止期間中のツイートも最大で3200件まで取得可能となります。
ツイートの取得再開のためには、Togetterへのログインも必要になります。同社は今回の統合を「TogetterとTwilogを一本化するための最初のステップ」と位置づけており、今後も利便性や安定性を向上するための開発を継続していくとのことです。
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