クマさん、ハイになる 全米がハマった話題作「コカイン・ベア」日本公開決定にネット衝撃「これぞB級映画の醍醐味」

なんと実話がモデル。

[羽野源一郎，ねとらぼ]

　パニック映画「コカイン・ベア」(原題：COCAINE BEAR)が9月29日に公開されます。“墜落した麻薬輸送機のコカインを食べて凶暴化したクマが大暴れする”という強烈な内容の同作が日本でも上映されることを受け、SNS上で「めっちゃ気になるwww」「コカイン・ベアが日本に！」と映画好きを中心に注目を集めています。きちゃったか…!!

【9.29(金)全国公開】映画『コカイン・ベア』特報映像

　「コカイン・ベア」は驚くことに、1985年に米国で発生した事件をモデルとしているワイルド・パニック・アドベンチャー。同作に登場するクマは“コーキー”の愛称でSNSを中心に話題を呼び、予告編の総再生数は6600万回を超え、先んじて2月に全米で公開されると初登場第2位を記録し、アカデミー賞授賞式にもコーキーが登場するなど大きな話題を呼びました。

　いかにもB級の香りがかぐわしい“問題作”のプロデュースを務めたのは、劇場アニメ「スパイダーマン：スパイダーバース」（2018年全米公開）など大規模映画を手掛けた実績を持つフィル・ロードとクリストファー・ミラーらA級プロデューサー陣。監督にも「ピッチ・パーフェクト」シリーズや「チャーリーズ・エンジェル」をヒットさせ、俳優としても活躍するエリザベス・バンクスを起用する盤石ぶりです。

　出演者には「猿の惑星: 新世紀」（2014年）のケリー・ラッセル、「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」（2019年）のオシェア・ジャクソン・Jr、「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」（2018年）のオールデン・エアエンライクらが名を連ね、コカイン・ベアに翻弄（ほんろう）される人々を軽快に演じます。2022年に亡くなったレイ・リオッタ（「「グッドフェローズ」1990年）にとっては遺作となりました。

映画「コカイン・ベア」ティーザービジュアル

　日本での公開日発表と合わせて、同作の特報映像とティーザービジュアルも公開。おなじみの童謡「森のくまさん」の一節とともに始まる特報では、コカインの影響で“ハイ”になったクマが看板をぶち破って爆走し、猛スピードで木を駆け上がったり走る救急車に向かって大ジャンプしたりと縦横無尽に大暴れする様子が映されており、ティーザービジュアルには「このクマ、最高にキマってる。」とインパクト抜群なコピーが記されています。

　6月23日から全国の上映劇場と、前売り券販売を手掛けている「メイジャー」の公式サイトで「森の香り」入浴剤が数量限定の特典として付くムビチケカードを販売。公式サイトとTwitterアカウントも開設され、「この映画は薬物使用を推奨するものではありません」との注意書きを添えて同作を紹介しています。

　日本公開が発表され、ネット上では「映画館でやってくれんのかコレw」「ガンギマリのクマ映画の日本公開決まったんだね！」「オスカー授賞式でも、舞台上にコカインベアちゃん出てきてやちゃわちゃしてましたね」「キャッチーなタイトルとワクワクする予告。これぞB級映画の醍醐味」など、期待の声が多数寄せられています。

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