米元子役俳優で、1月に54歳で死去したアダム・リッチの死因が判明。合成オピオイド「フェンタニル」のオーバードーズ(過剰摂取)で亡くなったことが明らかになりました。
米ロサンゼルス郡検視局の報告書には、リッチの死因として「フェンタニルの影響」と記載。現地メディア「TMZ」は23日(現地時間)、「アメリカではあまりにも一般的となっているフェンタニルの過剰摂取で亡くなった」と報じており、同メディアが入手した報告書によると、リッチは強力なオピオイドを誤って過剰に摂取し、同時に毒性のないアルコール、抗不安剤「ロラゼパム」も摂取していたといいます。
リッチは2023年1月、ロサンゼルスの自宅で遺体となって発見。当時家族は死因を公表せず、各メディアは法的機関のコメントとして「事件性はない」と報道。今回は新たにリッチの死体が腐敗状態にあったことや、アパートの管理人が浴室で白い粉状の物質を発見していたことも明らかになりました。
1970年代から80年代にかけて子役として活躍していたリッチは、1978年〜81年に放送されたコメディードラマシリーズ「エイト・イズ・イナフ(原題)」への出演で有名。プライベートでは長年薬物中毒とたたかっていた過去もあり、薬局から薬を盗もうとして逮捕されたこともありました。
ドラマで義理の母親役として共演した俳優ベティ・バックリーは1月にリッチの死去が報じられた際、Instagramを更新し「彼と一緒に『エイト・イズ・イナフ』で仕事ができて幸運だった。彼を崇拝していた私は、共演シーンの撮影が大好きだった。彼はとても優しく、楽しく、元気で飾り気のない人。出演者やオーディエンスに喜びを届けてくれた。彼とはここ何年も友人としての付き合いがあったし、彼の愛やサポートが私にとって意味のあるものだった」とコメント。
近ごろのリッチは感情的、精神的な不調に苦しむ人に貢献できるよう努めていたこと明かしながら、「今朝のニュースを聞いてとても悲しい。彼の家族や友人に哀悼をささげます」と別れのメッセ―ジをつづっていました。
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