倍率62倍! 夏の風物詩「心霊タクシーツアー」が今年も開催、三和交通に聞く異色ツアーの裏側(6/7 ページ)
この記事を作っている最中、ちょっとした怖いできごとがいくつか起きました。画像を編集しようとするとソフトが何度もフリーズしたり、挙動がおかしくなったり……。
――ツアーを通じて起きた、怖い話や不思議な話があれば紹介してください。
三和交通 ツアーのルートに含まれている、ある山のお城の跡地で起きたことです。そこは古戦場でもあり、城が陥落したことであまりにも多くの死者が出たため、山から流れる沢の水が三日三晩、血に染まって真っ赤になっていた……という伝承が残されています。
そこの山頂へ向かう登山道の入り口には鳥居が建てられているのですが、地元の人たちは子どものころから「夜になったら、その鳥居をくぐって奥へ行ってはいけない」と口酸っぱく言われるそうなんですね。もちろんツアーに参加されたお客様へも、ドライバーが同様に伝えています。
ですが、あるツアー参加者一行のうちひとりが、その鳥居をくぐって相当奥へと入ってしまったんですよ。その後、その鳥居の前で記念写真を撮ったのですが……鳥居をくぐった方の顔だけが、真っ黒につぶれてしまっていたんです。
お客様が私物のデジカメで撮影した写真の表示画面を、ドライバーが撮影させていただいたものがありますので、ご覧いただければと思います。
他にも弊社の社員たちで下見に行ったところ、山中の誰も立ち入れないだろう場所から「パンッ」という木を叩くような音が何度も聞こえてきまして……全員が怖気立って逃げ出した、ということもありましたね。
今のお話の写真や、他にもツアー中に撮影された心霊写真とおぼしき写真が何枚かありますので、ご覧いただければと思います。
――これは怖いですね……。他にもお話があればお聞かせください。
三和交通 明治時代に殺人事件が起きた、付近で死体遺棄事件が起きた、著名な怪談家の方が「首なし地蔵」という怪談で語っている、などの、数々のいわくつきの場所で起きたお話です。
その時はテレビ局の取材に同行していたのですが、その場所でADの方が突然号泣し始めてしまいまして。それもかなりの勢いで、我を失っているのではないか、という泣き方で、もしかしたら取り憑かれているのではないか、というほどのものでした。
他にも、その場所で撮影したはずの映像が撮れていない、カメラが壊れてしまうなど、さまざまな怪奇現象が起きています。
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