きょう12日(水)は、八王子市で39.1℃と国内の今年最高気温を観測し、都心で37.5℃を記録するなど、体温を超える猛烈な暑さに。あす13日(木)はきょうほどの猛暑はなさそうです。ただ、3連休は晴れて再び厳しい暑さに。梅雨明けが迫り、熱中症に一層の警戒が必要です。
きょう12日(水) 八王子市で今年全国最高39.1℃を観測 猛烈な暑さ
きょう12日(水)は、関東各地で猛烈な暑さとなりました。
東京都八王子市では39.1℃を観測。10日に山梨県大月市で観測された38.7℃を上回り、今年全国で最も高い気温を更新しました。
近年、その年初めての最高気温39度以上が観測されたのは、以下の通りです。
- 2022年:6月25日(群馬県伊勢崎市、桐生市、前橋市、館林市、栃木県佐野市、埼玉県熊谷市)
- 2021年:8月3日(新潟県三条市)
- 2020年:8月11日(群馬県桐生市、伊勢崎市、館林市、埼玉県鳩山町など計13地点)
- 2019年:5月26日(北海道佐呂間町)
- 2018年:7月16日(岐阜県揖斐川町、岐阜市、多治見市)
東京都練馬区で38.6℃、さいたま市で38.5℃、埼玉県越谷市で38.4℃、東京都心や水戸市で37.5℃まで上がり、今年一番の猛烈な暑さとなりました。
日が沈んでも、すぐには気温が下がらず、関東の広い範囲で熱帯夜が続くでしょう。
夜間も熱中症にかかりやすい状態が続くため、暑さに無理をせず、エアコンや扇風機を使用するなど対策をしてお休みください。
関東 あす13日(木)は日差し控えめ 猛暑おさまる
あす13日(木)は、前線が東日本にやや南下し、暖かく湿った空気が流れ込むでしょう。また、上空の寒気の影響を受ける見込みです。
あす13日(木)の関東は、きょう12日(水)よりも雨が降りやすくなりそうです。朝から雲が多く、日が差したとしても一時的でしょう。午前中から所々で雨が降り、午後は北部や内陸部を中心に雷を伴って非常に激しく雨の降る所もある見込みです。局地的には道路が一気に冠水するような危険な降り方になる所もありますので、十分ご注意ください。
落雷や、竜巻などの突風、ひょうが降る恐れもありますので、雨雲レーダーをこまめに確認しながら行動した方が良さそうです。
最高気温は32℃前後で、猛烈な暑さはおさまり、きょう12日(水)より5℃以上低くなる所もあるでしょう。
ただ、湿度が高いために、熱中症は「厳重警戒」レベルです。油断せずに暑さ対策を行ってください。
3連休は晴天多く 16日(日)が暑さピーク 梅雨明け迫る
15日(土)頃まで、前線が東北付近に停滞するでしょう。関東にも湿った空気が流れ込みやすく、局地的な大雨や雷雨に注意が必要です。
3連休の中日となる16日(日)には、太平洋高気圧がさらに勢力を北に広げ、梅雨前線も天気図上からは消滅する見込みです。
このタイミングで関東甲信地方で梅雨明けが発表される可能性があります。まだ予報にはブレがありますので、最新の情報をご確認ください。(関東甲信の梅雨明け平年日 7月19日ごろ)
16日(日)が暑さのピークとなり、きょう12日(水)と同様に関東甲信で猛暑日が続出しそうです。屋外のレジャーや車での移動中の熱中症に警戒し、対策を考えておくと良いでしょう。
また、来週中頃にも雨の降るタイミングがありそうです。気温が高くなるほど、大雨をもたらしやすくなります。雨が予想される日には、降り方や時間帯などを確認し、備えを行ってください。
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