北海道は記録的な高温となっており、15時までの最高気温は、札幌で36.3℃、後志地方倶知安で34.6℃、日高地方えりも岬で27.9℃など、統計開始以来最も高い記録を更新した所があります。
最高気温の記録更新
北海道付近には、高気圧が張り出しており、暖かい空気が流れ込み記録的な高温となった所がありました。15時までの最高気温は、道内174地点中148地点で30度を超え、そのうち札幌も含めた27地点で35度を超える猛暑日となりました。最も高くなったのは道東の北見で、37.1℃を記録し、今期の道内での最も高い気温を更新しました。
なお、8月下旬以降に今季の最も高い気温を更新したのは、2012年以来11年ぶりとなりました。
また、札幌で36.3℃、後志地方倶知安で34.6℃、日高地方えりも岬で27.9℃など、観測史上最も高い気温となった所もありました。札幌で8月下旬に35度を超える猛暑日となったのも観測史上初めてのこととなりました。
札幌を中心に、かつて経験したのないような暑さとなっており、アイスや氷などが品薄となっている所もあるようです。
今朝は最低気温の高い状態が続き、昨夜から今朝にかけて25℃を下回らない熱帯夜となった地点が19ありました。稚内もそのうちの一つで、今朝の最低気温は25.0℃でした。このまま夜まで下がらなければ日最低気温の記録を更新することになりそうです。
そのほかの地点も夜にかけて気温は下がらず、寝苦しい夜になるでしょう。
明日(24日)も暑さに注意 体感的にはさらに暑くなる可能性も
明日(24日)は、はじめ高気圧の張り出しの中となりますが、次第に気圧の谷が近づくでしょう。引き続き暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態は不安定となる見込みです。
午前中は晴れ間がありますが、午後には雲の広がる所が多くなり、日本海側やオホーツク海側では雨の降る所もありそうです。雷を伴って急に降り方の強まる恐れもあります。
気温は今日と同じか今日より2度ほど低い程度で、厳しい暑さとなる見込みです。雲が広がりやすくなる分湿度も高くなるため、体感的には今日よりも暑く感じられる可能性があります。明日もこまめな水分補給など、万全な熱中症対策が必要となります。
万全な熱中症対策を
道内では、明日も非常に厳しい暑さとなるため、熱中症には十分な警戒が必要です。自宅にエアコンのある方はエアコンなどで涼しい環境にし、外出をなるべく避けてください。エアコンのない場合は、直射日光を遮り、扇風機などを使って風通しを良くするのがいいでしょう。また、屋外での激しい運動を行わないでください。作業等を行う場合は、こまめに休憩を取り入れてください。
なお、道内には広く食中毒警報が発令されています。食品、原材料の常温放置は避け、冷蔵庫などで保管するようにしてください。また、食品の加熱は十分に行い、生のものはできるだけ早く調理して、早めに食べるといいでしょう。
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