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ユーモアあふれる電車の中吊りが、X(Twitter)で話題になっています。一見水道修理業者や週刊誌の広告ですが、どうやら様子がおかしい……?
Xで拡散されているのは、香川県の高松琴平電気鉄道、通称「ことでん」の車両内に掲示された中吊りです。作業服を着てほほえむ女性の中吊り広告をよく見ると……「中学生の頃の将来の夢はイルカのおねえさん」。週刊誌の広告かと思ったら、「ハムスター新居拒否」。一体何の広告なんだ……!?
困惑しつつ読み進めると、「私はこのような作品を作っている長澤花咲という者です」との記載が。実はこの中吊り、アーティスト・長澤花咲さん(Instagram)の作品なのです。ポケットティッシュやチラシなど、広告でよく見かける身近なデザインに個人的な情報を盛り込んだ作品が人気の長澤さん。過去には京都芸術大学の卒業制作がXで話題になりました(関連記事)。
香川県高松市の雑貨屋「TOYTOYTOY」で10月1日まで開催中の「長澤花咲 初個展」に合わせた企画で、「ことでん」の駅や電車内に長澤さんの作品を展示。Xでは「自由すぎる」「こういうエッセンスは失ってほしくないし、許されて欲しいなと思いました」と、中吊りの写真を投稿する人が見られます。
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異世界だけど実家っぽい。