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スマイリーキクチ、ネスレ日本とのエピソード明かす デマ被害が“1番酷かった時期”も「契約期間を延長してくれた」(1/2 ページ)

ネスカフェ缶コーヒーのCMに出ていたキクチさん。

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 お笑い芸人のスマイリーキクチさんが9月19日にX(Twitter)を更新。ジャニーズ事務所を巡って発生している企業の“CM見送りドミノ”について、過去に自身が巻き込まれたデマ事件に触れながら、当時CM出演していた食品メーカー「ネスレ日本」が事情を聞き、契約期間を延長してくれたというエピソードを明かしました。

スマイリーキクチ
スマイリーキクチさん(画像はYouTubeから)

 キクチさんは、ジャニーズ事務所の創業者であるジャニー喜多川氏の性加害問題について、「ネスレ日本」の前社長でビジネスプロデューサーの高岡浩三氏のコメントをまとめた記事を引用。

 キクチさんはこれに触れながら、「ずーっと昔にネスカフェの缶コーヒーのCMに出演させて頂いた。その時2ちゃんねるの掲示板に殺人犯だとデマを書き込まれて、ネスレさんにも『殺人犯を出すな』といった苦情が殺到」と回想。「クライアントから事務所に問い合わせがあって事情を説明した」と迷惑が掛かった状況でありながらも、「1番酷かった時期、にも関わらず契約期間を延長してくれた」と当時のネスレ日本の対応を伝えました。

 ネットではこの投稿に「もともとキットカット好きで好印象でしたが益々ネスレ好きになりました」「ネスレいい会社なんですね」とネスレ日本の好感度がさらにあがったという声とともに、「違いのわかる企業ですから」と同社のネスカフェCMでのせりふを用いて称賛する声が寄せられています。

 キクチさんは1999年ごろ“凶悪殺人事件の犯人”だと、根拠のないうわさ話をネット掲示板に書き込まれ、それを信じた人たちから長きにわたって誹謗(ひぼう)中傷や脅迫、仕事先への嫌がらせを受けたことがありました。キクチさんと所属芸能事務所「太田プロダクション」はこれを真っ向から否定しましたが、依頼されていた仕事や企画が立ち消えるなどの被害があったといいます。

 現在では自身の経験を踏まえ、講演会で話したりYouTubeで対策動画を投稿したりするなど、同じような被害に遭う人がこれ以上増えないでほしいという思いを込めて活動しているキクチさん。2014年には自身の経験をつづった自著『突然、僕は殺人犯にされた』(竹書房)を出版。2022年にはYouTube「街録ch〜あなたの人生、教えてください〜」で被害の詳細について語っていました。

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