ITmedia ガジェット 過去記事一覧
検索
ニュース

コスプレイヤー・オブ・ザ・イヤー実行委員会、配信審査での不適切行為へのペナルティ発表 SNSで「露出でポイント獲得」と批判(1/2 ページ)

露出度については「ガイドラインの範囲内」としつつも、「胸を揺らすなどの行為を伴うギフトの要求」は不適切としてペナルティを科しています。

PC用表示 関連情報
advertisement

 ドワンゴやコスプレ業界各社によるコスプレコンテスト「コスプレイヤー・オブ・ザ・イヤー(COTY)2024」の実行委員会は10月6日、「配信で不適切行為によりポイントを稼いでいる参加者がいる」とSNSで批判が寄せられていた件について対応を明らかにしました。

 COTYは現在、ニコ生審査(最終審査)を実施中。ニコニコでの生放送中に視聴者から贈られるギフトポイント数で、各部門のグランプリが決定します(以前は各部門のポイント獲得数上位3人が池袋ハロウィンコスプレフェスでの最終審査に参加し、審査員と視聴者投票で各部門のグランプリを決定する方式)。

23時追記:※前年とは審査方法が異なるため追記しました

COTY 最終審査の方法(公式サイトから)

 その最終審査において、「露出度の高い服装で配信」「配信で胸を揺らすなどの行為を伴うギフトの要求」を行う参加者がいたとしてSNSなどで批判が寄せられ、辞退を宣言する参加者も出ていました。ギフト(有料ポイント)の数を競う審査方法に対しても疑問の声が上がっていました。

 実行委員会は、当該の行為に対して複数の視聴者から問い合わせを受けたとして見解を発表。露出度の高い服装との指摘には、「ニコニコのガイドラインの範囲内」の服装だったとして是正を促す内容ではないとしています。

 胸を揺らすなどの行為を伴うギフトの要求については、COTYの企画の趣旨からかけ離れており不適切として、当該参加者に「同様の行為を繰り返した場合、ポイントの剥奪や参加資格の取り消しなどのペナルティが発生する」との厳重注意を行ったと報告しています。

 また当該参加者が厳重注意後に、「審査方法への抗議として行った」という旨の発言をSNSでしていたことに対し、「事実と異なる内容の発信により、運営の対応に問題があったかのような誤った印象を第三者に与え、本企画の価値および信用を毀損した」とし、7日まで配信停止とするペナルティを科したとしています。なお実行委員会から本人に確認したところ、発信内容は事実と異なるという申し出があったとのこと。

 実行委員会は、厳重注意の理由や意図を当該参加者に正確に伝えられず混乱を招いたとして、参加者とコミュニケーションを丁寧に取ると述べています。今回のコンテストについては、企画が進行中であることから実施形式やルールの変更は行わないとしています。

 なお、当該参加者の行為が「エントリーした部門にそぐわない」との批判があったことについて、実行委員会は「部門分けはあくまでエントリー条件を分かりやすくするため」とし、その内容のみでナンバーワンを決めるコンテストではないと説明しています。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

       | 次のページへ
ページトップに戻る