ロックバンド「打首獄門同好会」の公式X(Twitter)が10月6日に更新。7月にリリースした楽曲「なぜ今日天気が悪い」について、「晴れた日ではライブではやりません」という縛りを設けてしまった結果、フェスシーズンの演奏回数がわずか1回に終わってしまったことを報告しています。
打首獄門同好会は7月14日に楽曲「なぜ今日天気が悪い」をリリース。「どっちでもいい日に限っていい天気だったのに なぜ今日天気が悪いのか」「晴れろ! 晴れろ! 晴れてくれ!」という切実な訴えを、重低音に乗せて歌った楽曲です。
リリース当時、バンド公式Xは楽曲の宣伝動画を公開。ギター・ボーカルの大澤敦史さんは、「これから本格的に始まる夏フェスシーズン。打首獄門同好会はありがたいことに基本、晴れバンドの部類と言われているんですけども、たまには雨に当たってしまうこともあるわけです」としつつ、「そんな時にも歌いたくなる歌があってこその生活密着型ではないのか!」とリリースの趣旨を力説しました。
しかし、この曲の戦略には致命的な欠陥があると大澤さん。「この曲、雨が降らなかったら、ちっともしっくり来ないわけです」「ですのでね、この曲、晴れた日ではライブではやりません!」と大胆宣言しますが、この宣言こそが、後に楽曲のプロモーションをピンチに追い込んでしまう要因となってしまうのでした。
楽曲リリースから約3カ月が経過した10月6日、バンド公式Xはビデオメッセージを公開。「IT'S SUNNY TODAY(本日快晴)」と記されたシャツを着てカメラの前に登場した大澤さんは、フェスシーズン中は天候に恵まれてしまった結果、「なぜ今日天気が悪い」をステージで披露した回数がわずか1回に終わってしまったことを報告しました。
リリースに先駆けて、「春のフェスで先に披露する」という計画もあったものの、5月〜9月のステージでは雨が降らず演奏回数はやはり1回。フェスとは別に、ライブハウスで1度だけ演奏したこともあったそうですが、演奏時には雨が止んでしまっていたそうで、大澤さんは「ズルでした。ですので、この曲を正真正銘、雨が降ってる最中に披露したのは1回」と悔しさをにじませています。
「新曲のプロモーションは、大いに敗北いたしました」と総括する大澤さん。リリースしたばかりの楽曲が、すでにレアな存在となってしまった事態に、ファンからは「晴れて良かったって曲作ってw」「誰もが予想していた笑」「ちょっとズルして、曇りでもセーフにしますか」「大変な縛りを作ってしまいましたね」「懸念はしておりましたが、晴れバンドとしての確固たる実績を積み増した今シーズンでしたね」と面白がる声が多く寄せられました。
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