コンクリートの地面の上で動けなくなっていたイモムシを見つけて保護した動画がYouTubeで公開され、記事執筆時点で25万再生を突破。自然に帰すまでに起きた出来事と、その約1年後に目撃された光景に感動する声が寄せられています。
投稿者さんがチョウのイモムシを保護したのは2022年10月末ごろ。場所は家の近所の駐車場で、動かずじっとしている様子を心配し、一度連れ帰ってから近くに逃がしてあげようと、車にあったタッパーに入れて持ち帰ることにしました。
家についたころには、なんとイモムシがタッパーの中でそのままサナギになりかけていました(!)。どうやらサナギになる場所を探している最中に迷子になっていたようです。
これには投稿者さんもビックリ。同時に、チョウになるまで保護することに決め、その後、家の中で安心できて目につく場所(遺影の横)にサナギをそのまま移動、そっと見守ることにしました。
それから約5カ月後の春、サナギは無事に羽化して成虫へ。アゲハチョウ科のキアゲハで、投稿者さんはその美しい姿に感動し、「よかったねえ、チョウになって」と喜びます。チョウは指を差し出すと乗ってくれ、まるでお礼してくれているかのようです。
自然に帰してあげるため、チョウとはその日にお別れとなりましたが、約5カ月後の2023年9月のある日、家の前にたくさんのアゲハチョウたちが楽しそうに飛んでいる姿を見つけます。ちなみにアゲハチョウは、3月〜5月ころに羽化する“春型”と、5月〜10月ころに羽化する“夏型”がいるそうです。
イモムシを助けてから約1年後、今まで見なかった光景に、投稿者さんは「違うかもしれないけれど、助けたアゲハチョウの子どもたち」かもしれないと想像し、うれしい気持ちになるのでした。
そんなすてきなエピソードを紹介してくれたのは、YouTubeチャンネル「いきもの自然探訪」さん(X:@NLCVBEXnWmmEYbT)。生き物や自然が大好きな2人組で、以前には脱皮に失敗したセミを助ける動画が話題を呼びました(関連記事)。
コメント欄では「アゲハ蝶の恩返しですね」「癒やされました」「幸せな動画をありがとう」など、感動や感謝の声が寄せられ、「アゲハ蝶ってこんなにきれいな模様だったんですね」「いろいろな昆虫を追いかけて遊んでいたのを思い出しました」などの声も上がる反響を呼んでいます。
画像提供:YouTubeチャンネル「いきもの自然探訪」さん
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