ワニやオオトカゲたち、新鮮な川魚を前に「どれにしよっかな～!!」と大興奮！　バイキングを楽しむ姿に「選んでてかわいいww」

みんなうれしそう！

　人間用の鮮度の良い川魚においしそうにかぶりつくワニやオオトカゲたちの動画がYouTubeチャンネル「ちゃんねる鰐」に投稿されました。動画は、記事執筆時点で24万回以上再生され、「みんな美味しそうに食べて見ていて気持ちいい」「丸呑みなのにグルメなの面白い」と人気を集めています。投稿者は、今年4月にオープンした施設「深谷爬虫（はちゅう）類館」（埼玉県）を運営する館長のちゃんねる鰐さんです。

漁師からアユが100kg届いたのでオオトカゲに食わせまくる

　ちゃんねる鰐さんがはじめに用意したのは、地元の川漁師さんから仕入れたという冷凍の野生のアユ100キログラム。一般的に売られている川魚は内臓がきれいに処理されたニジマスなどが多いそうですが、こちらは内臓がまるまる残っている上に大きさも丁度よく、同施設で暮らす生き物たちの栄養摂取にもってこいなのだとか。さっそく解凍し、まずはワニ種のメガネカイマンさんにあげていきます。普段からアユが大好物だというメガネカイマンさん、おいしく食べてくれるかな？

立派なアユ！

まずはメガネカイマンさんにあげます

　にこやかな表情でぷかぷかと水中に浮かんでいる姿がかわいいメガネカイマンさんですが、食べるときはとってもワイルド。2匹のメガネカイマンさんにアユをあげると、勢いよくかぶりつき一口でぺろりと食べてしまいました。その後も、「もっとちょうだい」と言いたげな視線でアユを待つ2匹がなんとも健気で愛らしいです。やっぱりおいしいものはわかるんですね！

「わぁ！　アユだぁぁ!!!!」

豪快にかぶりつく……！

ボクの！　いやワタシの！

　今度はワニガメさんにアユを差し出すと、前後の前足をジタバタさせて「はやく食べたい！」とばかりに大興奮。そして徐々に体の奥に流し込むようにしてゆっくりと飲み込み、小さな体で完食しました！　

　続いて漆黒の見た目がクールなオオトカゲさんは、扉をあけた瞬間に長い舌をぺろぺろと出し、おいしそうなアユが待ちきれない様子。勢いよくかぶりつき、上手に頭からひと飲みです。

アルビノ「どれにしようかな～」

食べるのが下手っぴ、そこがまたあいらしい

　そのあとちゃんねる鰐さんはオオトカゲのアルビノさんの元へ。トレーにたくさん並んだアユを見せると、アルビノさんは「どれから食べようかな～」と迷うようにキョロキョロしながらながら厳選し、目当てのアユをカプッ！　しかしうまく掴めないおっちょこちょいなところもかわいすぎます。これに「下手くそ！（笑）」とやさしくツッコむちゃんねる鰐さんの言葉からは、いとおしいという気持ちがだだ漏れ。

　また動画では、生き物たちに大ぶりなニジマスをあげるシーンも公開。こちらのニジマスは養殖場で生産されたもので、オーバーサイズや見た目がきれいではないものなど、本来なら廃棄してしまう規格外の個体を安く仕入れているのだそうです。おいしそうに魚を食べる生き物たちのかわいさに癒やされるだけでなく、ちゃんねる鰐さんの命を無駄にしない意識と、生き物たちへの愛情が伝わるとっても素敵な動画でした。

待ちわびてる姿がかわいい

ワニガメさんも小さい体でパクリ！

　コメント欄には「人間向けは規格外で廃棄されちゃう魚があるんですね…美味しそうに上手に食べてて、見てて楽しい」「メガネカイマンが餌を今か今かと待ってる時のポーズがめちゃくちゃ可愛い」「オオトカゲちゃんたち、自分の顔よりおっきい魚飲み込めるんだねすごい」「アルビノちゃんが『どれにしよっかなー♪』みたいな顔して鮎選んでるの可愛い」「アルビノに下手くそって言うとこなんか好き（笑）」といった反響や、「本来なら市場に出回らない命を別の命に与える鰐さん好き」などの声も寄せられています。

　爬虫類と両生類を愛するYouTuber・ちゃんねる鰐さんのチャンネルと、Ｘ（／@fukayahachu）では、「深谷爬虫（はちゅう）類館」（埼玉県）の生き物たちのキュートな姿を公開中。なお、同施設では、トカゲやヘビ、カメやワニなどを間近で見て、触れ合いや餌やりを体験できるだけでなく、生き物の販売も行っているとのことです。