米歌手ジミー・リーヴァイが10月31日にフライト中のトラブルを公開。自身のバックパックが「爆発した」と動画を投稿し、「これまで生きていて最も恐ろしい思いをした」「みんなが無事だったことを神に感謝します」といきさつを明かしています。ジミーはオーディション番組「アメリカン・アイドル」シーズン18参加で知られ、6月にはスーパーマーケット大手を批判する「Boycott Target」がビルボードチャートでトップを獲得していました。
ジミーによれば、事故が起きたのはニューヨークからサウスフロリダへ戻る機内でのこと。離陸前にうとうとしていたタイミングで突然の熱さを感じ、“銃撃を疑い”飛び起きたといいます。そこで熱源はシート下にしまった自身のバックパックで、爆発し火を噴いていると気が付き、慌てて消火を試みたそうです。
ジミーが公開した動画には、フライトスタッフが水をかけて消火中の場面が収められていて、「スタッフのおかげで被害は広がらなかった」とのことです。しかし安全確保のため調査が必要と判断され乗客は避難をしいられたとしています。
自身が手にやけどを負ったものの家族や他の乗客へ被害はおよばなかったこと、また事故が離陸後ではなくまだ地上にいた段階で起きたことへ「神に感謝しています」とジミーは投稿。なお警察によれば出荷原因はモバイルバッテリーだとされており、「この手のアイテム購入の際は、よく選んでほしい」と暗に安物の不具合だったと示唆しています。
ジミーの投稿には「あなたが無事でよかった」といった声がある一方で、フライトアテンダントを名乗るアカウントは「私たちはこういった事態がエスカレートしないよう訓練を受けています。事故はよくあることだから、気にしないで」「これが私たちがお客さまへデバイスの電源をオフするようお願いしている理由です」とコメントしています。またリチウム電池に由来する出火の場合、少量の水では化学反応でむしろ延焼する危険があるため「消化器を使った方がいい」「砂が有効」と呼びかけるコメントもみられました。
なおJAL、ANAをはじめとした航空会社はリチウム電池を内蔵した携帯型充電器は発火の危険性があるため預け入れできないと指定。国土交通省のサイトでも、機内持ち込みに際しても制限があることが案内されています。
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