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サイクロン号を駆るライダー映像がまさかのオチ 東映、バーチャルプロダクション技術をデモ(1/2 ページ)

違和感ゼロ!

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 東映は11月15日、バーチャルプロダクションの技術を使用した最新映像を解禁。バーチャルプロダクションのポテンシャルが一目で分かる映像となっています。

東映のバーチャルプロダクション
この空間から生まれるバーチャルプロダクションがすごい

 同社のバーチャルプロダクションの映像制作技術のデモンストレーションとして公開された約1分の映像は、仮面ライダー1号の愛車サイクロン号と、ヘルメットを被ったスーツ姿の人影が写り込むシーンから始まり、バイクに乗り高速道路を疾走するシーンが映し出されます。

 対向車や後続車がビュンビュンと走る中、突然バイクから降りるライダー。そこでようやくこれまでの映像が実は室内のスタジオで撮影されていたことが種明かしされ、バイクに乗っていたのが東映の代表取締役社長を務める吉村文雄さんであることが明かされるストーリーとなっています。

東映のバーチャルプロダクション
東映のバーチャルプロダクション

 バーチャルプロダクションは、バーチャル空間を活用し、実在のものとバーチャルのものを混在させて撮影する映像制作ワークフローの総称。東映は2022年10月、東京撮影所に新しくバーチャルプロダクション部を発足し、バーチャルプロダクションの実証試験に取り組むことを発表。東京撮影所には横30×縦5メートルのLEDウォールを設置し、日本最大級のLEDスタジオとして2024年の本格始動に向けたさまざまな実証実験を進めており、特撮ドラマ「王様戦隊キングオージャー」でもバーチャルプロダクションがレギュラー撮影に取り入れられています。

 デモ映像でライダーとして主演している東映・吉村代表取締役社長は、「完成映像を見て、LEDウォールの背景とのなじみも素晴らしく、改めて当社のバーチャルプロダクションの映像制作技術に自信を持ちました。今後、この技術を駆使し、多種多様な企画を生み出していく所存です」と手応えを確信するコメント。日本映画業界で唯一、LEDスタジオとその専門チームを有するとうたう東映の今後の展開に自信を見せています。

東映VIRTUAL PRODUCTION始動

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本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。

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