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「テニミュ」20周年にして初の女性キャスト参加で波紋 「古のオタクには女の子の登場はキツい」歌舞伎にたとえる声も(1/2 ページ)

千歳ミユキ役を山下愛乃さんと渡部遥玲さんがWキャストで演じます。

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 ミュージカル「テニスの王子様」4thシーズン 青学vs立海公演に、シリーズ20周年で初となる女性キャストが出演することが11月17日に発表。一部のファンの間で物議をかもしています。

新シーズンからクリエイティブスタッフを一新

 今回出演が発表されたのは、過去の類似公演には登場しなかった“千歳ミユキ”。Wキャストとして、いずれも子役の山下愛乃さんと渡部遥玲さんの出演が発表されています。

 テニミュは登場人物の大半が中学生テニスプレーヤーで構成されており(新テニミュは高校生も含む)、主人公の父、コーチ、記者と少数の大人のキャラクターが登場したことはあったもののいずれも男性。原作に登場する女性コーチや主人公の同級生は声のみ、または男性キャストが兼役で演じてきました。そのため一部のファンは、20周年にして女性が初めて舞台に立つことについて違和感を訴え、波紋が広がっています。

「新テニスの王子様 The Third Stage」大千穐楽
「新テニスの王子様 The Third Stage」大千穐楽を伝える投稿(画像はテニミュシリーズ公式Instagramから)

 X(Twitter)では、「テニミュは男性キャストだけって刷り込まれて育ってきたので今さら女性キャストが追加になる未来が来たら嫌な気持ちもある」「テニミュ、この作品にはミユキちゃんより重要な女キャラいるだろうに今まで女性キャストは頑なに出してこなかったのに子役ならOKなの、歌舞伎みたい」「まだ4thの雰囲気に慣れてない古のオタクには女の子の登場はキツい……」と突然の女性キャスト登場に戸惑う声が上がっています。

 また、「TSC前に立海や他校含めて出演する他キャラ全員出してたのにミユキちゃんだけ後出しなの、絶対荒れるから意図的に隠されてただろうし、少なくともそう考えられても仕方のないことしてるの運営が嫌」と、ファンクラブ先行チケットの販売後の発表に対する運営への疑念を訴える声も見られました。

千歳ミユキを演じる山下愛乃と渡部遥玲
千歳ミユキを演じる山下愛乃さん(左)と渡部遥玲さん(右)(画像はミュージカル「テニスの王子様」公式サイトから)

 通称テニミュことミュージカル「テニスの王子様」シリーズは、許斐剛さんの漫画『テニスの王子様』(集英社)を原作としたシリーズで2003年に初演。今に続く2.5次元ミュージカルブームの火付け役となりました。2021年にスタートした4thシーズンからはクリエイティブスタッフが一新され、脚本・演出を三浦香さんが担当。立海公演は5作目となり、越前リョーマ役の今牧輝琉さんをはじめとする青学キャスト12名は本公演をもって同シリーズを卒業します。

 公演は2024年1月13日から21日まで東京・TACHIKAWA STAGE GARDEN、1月26日から2月3日まで大阪・オリックス劇場、2月9日から11日まで岐阜・土岐市文化プラザ サンホール、2月23日から3月2日まで東京・日本青年館ホールで行われます。

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