88歳アラン・ドロン、近影がようやく確認 車椅子使用も“家族”とクリスマスを祝う 日本人女性“伴侶”と子どもたちが泥沼の法廷闘争(1/2 ページ)
ずっと安否が心配されていました。
仏俳優アラン・ドロンの息子で、自身も俳優として活動するアラン=ファビアン・ドロンが現地時間12月24日、父親とクリスマスを過ごす写真をInstagramで公開。アランの息子たちは7月、父親の長年にわたる伴侶であると主張する日本人女性ヒロミ・ロランとの泥沼劇でメディアを賑わせましたが、その際も当のアランは姿を見せることがなく、健康状態が心配されていました。
車椅子を使用しつつも元気な様子
投稿された写真は、仏ロワレ県ドゥーシーにあるアランの自宅でアラン=ファビアンと、異母兄のアントニー・ドロン、アントニーの娘でアランにとっては孫娘となるルーとリヴの4人がアランを囲み食事をともにしているもの。11月8日に88歳の誕生日を迎えたばかりのアランは、水色のセーターを着て、かすかに笑みを見せながらワイングラスを手にしカメラを見つめています。
同時にアラン=ファビアンと並んだ2ショットも公開されており、こちらの写真ではアランが車椅子に座っていることが確認でき、顔色はよく、落ち着いているように見えます。生牡蠣を前に笑顔を見せフォークを取ろうとする息子アラン=ファビアンの隣で、アランは無表情にうつむき、テーブルの下に置かれた何かを見つめているようです。
子どもたちの主張
7月5日、アントニーとアラン=ファビアン、今回同席していない長女アヌーシュカの3人は、2019年に父親が脳卒中で倒れてから世話をしていたとされる日本人女性ヒロミを「モラルハラスメント」「文書の横領」「動物への虐待」などの内容で告訴。訴えは子どもたちとアランがアランの弁護士とともに起こしたものと、アントニーが1人で弁護士を通さず訴えたものとがありました。
告訴がニュースになるとアントニーは自らテレビ出演し、関係がこじれるきっかけとなったのは2021年11月8日にアランの誕生日を祝う昼食会で、その少し前にアランが転倒し救急搬送されたにもかかわらずヒロミが子どもたちへ電話をしなかったことを理由に起こった口論であると説明。ヒロミはアランと子どもたちに「攻撃的、中傷的、侮辱的」な態度を取り、犬をたたくといった暴力があったと主張した一方、「アランへの暴力があったのか?」「1つめの告訴はアランが主導したのか?」などの質問には、はっきりと回答しませんでした。
“伴侶”ヒロミの主張
こののち、ヒロミ側も7日に弁護士を通じ告訴状を提出。一貫してヒロミを「付き添いの女性」と呼ぶ子どもたちに対し、自身とアランは1992年の映画「カサノヴァ最後の恋」撮影現場で出会い、2006年から2023年7月5日に子どもたちによって追い出されるまでアランの自宅で一緒に暮らしていたと主張しています。
実際に2019年以降、アランは公の場へヒロミを同伴する姿を目撃されており、インタビューなどでは彼女を「私の伴侶」と呼び、脳卒中で倒れたあと世話をしてくれたことへ感謝を述べることもありました。さらにヒロミ側はアランが脳卒中を起こしたあと子どもたちが「老いた父親の世話を日常的にはしていなかった」としており、この訴えは遺産を巡る金銭的な動機によって起こされたことも示唆しました。
この騒動がメディアを賑わせるあいだも、近年公の場には姿を現していないアランはやはり表には出て来ず、子どもたちの声しか聞こえてこないことに一部からは心配の声も。前出のインタビューでアランの健康状態を尋ねられたアントニーは、「今は落ち着いている」「子どもたちと一緒で幸せだ」と父親が元気であることを強調していましたが、顔が見えないことでアランが告訴を認識できる状態にあるのか、自分の意思を言葉で伝えられる状態にあるのかと不安に思う声も寄せられていました。
今回、声を発するアランの様子は確認できなかったものの、家族と食卓に着き笑顔を見せる姿はファンにとって貴重な安心材料となりそうです。
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