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刺繍糸ではなくドライフラワーで作った刺繍アートが注目を集めています。制作しているのは、モルドバ共和国出身で現在イギリスを拠点にアーティストとして活動するオルガ・プリンクさん。
オルガさんの作品の1つは、直径約1.2メートルほどの大きさの刺繍枠にドライフラワーで刺繍を施したもの。赤やピンク、白といったカラフルなドライフラワーをいくつも使用しており、見るだけで気持ちが華やぐ感じがします。細かいネット状のチュール生地に花の茎を編むようにして作ったそうです。
チュール生地は向こう側が透けて見えるため、縫い込まれたドライフラワーがなんだか宙を舞っているようにも見えて華やかさにさらに拍車がかかっています。
オルガさんが「ドライフラワーの刺繍」を手がけることになったのは、芝生に咲いていた花を試しにネット状の布にさしてみたのがきっかけとのこと。
オルガさんの作品は花だけでなく、小枝や草などのドライフラワーを使って鳥をあしらったタペストリーなどもあります。この作品は故郷であるモルドバの民族的な衣装や刺繍などのイメージを取り入れており、故郷へのオルガさんの思いが込められている作品となっているようです。
オルガさんのInstagramではこのほかにも、タンポポの綿毛のドライフラワーで作った大きな壁掛け時計や、いくつもの小枝を使った、まるで人間の瞳のような作品を見ることができます。
また、オルガさんの公式サイトでは「ドライフラワー刺繍キット」が購入可能で、小さい刺繍枠ながらも、美しいドライフラワー刺繍作りが楽しめそうです。
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