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吉本芸人、制作会社の社長に殴られるパワハラ被害訴え 大御所芸人は見ても「笑ってるだけ」? 波紋も投稿削除(1/3 ページ)

該当の制作会社と吉本興業ホールディングスに事実関係などについて問い合わせました。

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 自身がパワハラ被害を受けているとき、大御所芸人は「笑ってるだけ」だった――。制作会社の社長にパワハラ被害を受けたとする、お笑いコンビ「プラス・マイナス」の岩橋良昌さんによるX(旧Twitter)上での告発が波紋を広げています。ねとらぼ編集部では、該当の制作会社と吉本興業ホールディングス(以下、吉本興業)に事実関係などについて問い合わせました。

プラス・マイナス岩橋良昌 告発 右が「プラス・マイナス」の岩橋良昌さん(画像出典:吉本興業 公式サイト

2回続けて殴られ青あざができたと主張

 岩橋さんは1月27日の21時過ぎから、パワハラ被害について告発する投稿を立て続けにポストしました。岩橋さんがパワハラを受けたと名指しで訴えたのは、バラエティ番組を数多く手がけるある制作会社の社長です。

 岩橋さんが被害を訴えるパワハラは複数あり、「芸人の料理をドッグフードと入れ替える」「サザエの殻を噛ませる(岩橋さんはそれにより、歯が欠けたと主張)」「青唐辛子を生で食わせる」など食べ物を用いて芸人を苦しめるもののほか、岩橋さん自身が「2回続けて殴られる」という暴行もあったとしています。

 特に社長に受けたとする暴行について、岩橋さんはその場にいたタレントに、「今のはダメよ、なんかあったら証言するからね」という言葉をかけてもらったと言及しました。「青タンできました」とその被害を振り返り、「理由は謎。無言で殴ってきました」と説明しています。

 この暴行に関してはその後の展開も明かしており、LINEで社長に対して殴った理由を問うと、「訴えろや」という言葉が返ってきたと主張。加えて、先輩芸人による助言を受け、岩橋さんが謝罪した際にも、社長から「お前俺じゃなかったら消されてたぞ」と言われたと訴えました。

 岩橋さんによると、これらのパワハラはほとんどがカメラが回ってないときに行われたということです。岩橋さんは「何が面白いのか分からなかった 本当に嫌だった 虚しかった」と当時の心境を明かしています。

 また、大御所芸人について名前を挙げて言及する箇所もあり、これらのパワハラが見られた際、大御所芸人は「笑ってるだけ」だったと主張しました。また「(大御所芸人が)見てる前というのもあり断れない圧力があったのは事実です」とつづっています。

 ところが、岩橋さんはしばらくして一連の投稿を削除。「グループ長とチーフマネージャー同席の元、副社長とお話しさせてもらい説得され、抗いましたが最終的には自分が納得し、ツイートを削除しました」と、削除理由を説明しました。X上ではこのような吉本興業の対応を巡っても批判の声が上がっています。

先輩芸人に対する女性の“アテンド役”についても告白

 昨今、岩橋さんはX上で政治的発言などを繰り返しており、それらの投稿を巡っては心配や困惑の声が寄せられていた一方で、その投稿の中には芸能界に関する告白も複数見られました。

 岩橋さんは1月17日時点でも同制作会社が携わり、大御所芸人らがMCを務めるバラエティ番組について、具体的な被害については触れなかったものの、「パワハラ社長の会社の番組」と言及していました。

 また、同日には「ダウンタウン」の松本人志さんによる性加害疑惑報道を受け、「俺も昔松本さんじゃないけど先輩に綺麗な女の子連れてったなぁ」と、先輩芸人に対する女性の“アテンド役”を務めていたことを明かし、波紋を広げていました。

吉本興業らの回答

プラス・マイナス岩橋良昌 告発 岩橋さんや大御所芸人が所属する吉本興業(画像出典:吉本興業 公式サイト

 ねとらぼ編集部が制作会社および吉本興業に事実関係などについて問い合わせたところ、制作会社は「お問い合せを頂戴いたしました件は、現在吉本興業様とお話をさせていただいておりますので、これ以上弊社からのコメントは差し控えさせていただきます」とコメント。吉本興業は「当事者とも対話をし、事実関係の確認後、必要な対処をして参ります」と述べています。

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