32歳ですい臓がん“ステージ4”YouTuber、抗がん剤治療やりきり療養へ「体力の貯金がなくなって」 “飲酒許可”には笑顔(1/2 ページ)
がんの根治を目指した大手術後、再発防止の抗がん剤治療もやりきったそうです。
YouTubeチャンネル「sunny journey〜サニージャーニー〜」が1月24日に更新され、ステージ4のすい臓がんで闘病しているみずきさんが長期にわたる抗がん剤治療を終えたことを報告しています。
がん治療で失った健康面の再充実に努める予定
「sunny journey〜サニージャーニー〜」は、元保育士のこうへいさんとみずきさんの夫婦が軽キャンピングカーで47都道府県を旅するYouTubeチャンネル。2022年11月、旅の途中でみずきさんのすい臓がんが発覚し、ステージ4のため手術を受けることができず、抗がん剤で延命治療したとしても長くて余命2年と診断されていました。
旅を中断し強力な抗がん剤治療を半年続けた結果、2023年6月初旬にがんが大幅に縮小し、根治を目指した手術が可能になったと発表。7月初旬には平均8時間〜10時間、術中の死亡率3%の大手術である“すい頭十二指腸切除術手術”を受け無事成功したことを報告していました(関連記事)。
大手術の後、がん再発防止のため全12回の抗がん剤治療に取り組んだみずきさん。副作用の蓄積や薬が効かなくなるリスクなどもある中、最後まで治療を終え、主治医から「もう抗がん剤をやめてもいいのではないか?」と伝えられたことも明かしました。
みずきさんは「副作用が重くないのであればずっと続けていった方が安心」だと認めつつ、使用していた抗がん剤が非常に強く、月の半分はベッドの上で過ごしていた関係上、体力に加えて筋力も衰えてしまい自分1人で立ち上がるのも精いっぱいな状態であることも併せて説明。
「私自身がこの治療に耐えてきたっていうのは、もともとの体力もあったと思うし元気があったと思うから」「体力の貯金がだいぶなくなってきちゃったな、この一年で使ってきたなって」と、長きにわたる治療と引き換えに健康面をかなり損ねてしまったとしており、こうへいさんももし病が再発してもまた万全の姿勢で臨めるよう、抗がん剤をいったん終えて十分な体力回復に努めた方が得策との見解を示していました。
現状、みずきさんの検査では目に見える数値や腫瘍マーカーに異常はないとのこと。最後の検査で再発の兆候が見られなければ3カ月ごとの経過観察に入ってはどうかという主治医の見解をふまえ、セカンドオピニオンの結果次第で今後の方針を決めるとのことです。
また“うれしいこと”として、みずきさんが「お酒を飲んでいいか」と尋ねたところ、主治医から「飲みすぎなければ良い」と許可が下りた一件も報告。実際のところはあまり飲酒量は多くなく、食事の際にほんの少したしなむ程度とのことですが、解禁の事実にはホッとしたのか「たいして飲まないのにうれしいね」と笑顔をみせていました。
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