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一見油絵のようだけれど……実は刺しゅう!? フランス人アーティストのセシル・ダヴィドヴィチさんが手がけるカラフルな糸で描く刺しゅう絵画が好評です。一針一針、丁寧に刺しゅうされた絵画は絵の具で描いたように見えます。
女性の肖像画を刺しゅうで描いた作品は、顔や膝などの皮膚の陰影が見事に表現されており、糸で描かれているようには見えません。
また、刺しゅうで描いたグラスやジュースの缶が並んだ静物画は、潰れたジュースの缶の複雑な形を見事に表現しており、「まさに芸術」「すごい忍耐と才能」といった感嘆の声が寄せられています。ちなみに、この作品は170時間費やして完成させたとのこと。
セシルさんは1週間だけ学校で刺しゅうを学んだものの、あとは独学で刺しゅう絵画を手がけているそうです(参考記事)。作品は500種類もの色の糸を使って作られていますが、それでも色が不十分なことがあり自分で染料を使って糸を染めることも考えているそうです。
セシルさんの公式Webサイトと、Instagramには、他にも刺しゅうで描いた包み紙から出したキャンディーや頬杖をついた女性の肖像画など、さまざまな作品が投稿されています。
Image credit:Cecile Davidovici (Instagram/CECILE DAVIDOVICI)
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