くら寿司で行われている「ちいかわ」コラボキャンペーンをめぐって、景品ではない店舗の備品とみられるアイテムがフリマサイトに出品され、ネットでは不正な手段で入手したものではないかと物議を醸しています。
くら寿司では、3月8日から「ちいかわ」とのコラボキャンペーンを開催。景品として「ちいかわ」グッズが当たる「ビッくらポン!」や、先着順のオリジナルグッズ配布(会計2500円ごと)などを実施しています。同日以降、フリマアプリやオークションサイトで景品が多数出品されている中で、回転レーンで流れてくる寿司にかぶせるカバーに設置されている「ちいかわ」キャラクターの飾りとみられるアイテムも一部見られました(その後出品は削除)。景品として提供されていないアイテムの出品に、SNSでは「盗品?」「横流しした人がいる?」などと疑惑の声が上がっていました。
くら寿司は当該アイテムの転売について「本社でも把握している」ものの、出品が取り下げられたこともあり、「出品者に対しては直接アプローチできていない」状態であると説明。詳細については「調査中」としています。
同社はカバーについている飾りは、事前に納品数を決めた上で店舗に納品し、キャンペーン開始時に本社側でも数を確認しており「営業前になくなっていることはない」と説明。しかし、店舗から「紛失がみられる」といった報告が出ていることもあり、「意図的かは分からないが、お客様が取られたということもあり得るのでは」ともコメントしました。「そうした行為を見かけた場合には、注意に伺うので従業員にお知らせいただきたい」としています。
今後については「『せっかく楽しみにしていたのに』など、転売に対して厳しいご意見もある。厳重に取り締まるような対応を考えている」とコメント。「今回のキャンペーンでは、カバーから飾りを外すことは考えていないが、今後のキャンペーンでは飾りを取られないような対策を検討している」との方針を示しました。
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