元『CanCam』ディレクター・渡辺佳恵さん、55歳で逝去 「えびちゃんブーム」「めちゃモテ」生むも“ちゃぶ台返し”で出禁になった過去(1/2 ページ)
私生活では一女の母。
ファッション誌『CanCam』の元ディレクターとして知られる実業家の渡辺佳恵さんが、3月12日に55歳で逝去しました。渡辺さんはステージ4のすい臓がんで闘病中でした。
がん公表から2カ月での訃報に悲しみの声
渡辺さんのInstagramは13日、「突然のご報告になりますが 渡辺佳恵は2024年3月12日 膵がんにより永眠いたしました」と訃報を発表。葬儀は近親者のみで執り行う予定とのことですが、生前の本人の希望により、4月中旬ごろに別途お別れの会を実施するとしています。
23歳で『CanCam』の編集者となり、32歳で同誌初のファッションディレクターとなった渡辺さん。私生活では結婚して一女をもうけ、「めちゃモテブーム」「えびちゃんもえちゃんブーム」などの社会現象を生み出すも、「私は何、こんな昭和な女を増やしてるんだ」と自身の仕事に矛盾を感じ35歳で独立・起業します。
本人は「ちゃぶ台をひっくり返し、最悪の形で編集部を飛び出し、以来、出禁に」と編集者を辞めた当時を回顧。独立後は数々のブランディングやメディア立ち上げ、書籍プロデュースなどに携わりました。
そのパワフルな生き方は多くの女性に支持され、39歳のころには情報番組「とくダネ!」(フジテレビ系)にコメンテーターとして出演。「母親であっても女性である時間を前向きに楽しんでもいいはず」との思いで託児所付きの総合美容ショップを立ち上げたり、オンラインサロンで一般女性のビジュアルプロデュースをしたり、最近では育毛&美髪サロンを立ち上げたりと精力的に活動していました。
しかし、2024年1月には自身がステージ4のすい臓がんと診断されたことを公表。すぐれない体調が続いた2023年6月に精密検査で判明したと明かし、「人生起きたことには必ず意味がある。この経験もいつかきっとプラスになると信じて」と治療に向けて前向きな言葉をつづっていました。
今回発表された渡辺さんの突然の訃報に、モデルの梅宮アンナさんは「少し前にお話をした事が最期になって…… 心よりご冥福をお祈り申し上げます。安らかに……」とコメント。他にもMEGUMIさん、安めぐみさん、中田クルミさん、SHIHOさん、平山あやさんなど、生前に交友があった有名人から悲しみの声が多く届いています。
またファンからも「寛解を信じておりました」「ただただ悲しいです」「投稿拝見して、いつも励まされてました」「沢山の元気を届けてくれて、本当にありがとうございました」「佳恵さんの情熱的なところが大好きでした」など、渡辺さんを悼む声が寄せられています。
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