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カンガルーの行動研究をダンスで表現!? 論文ダンスコンテストの優勝作品が独創的(1/3 ページ)

カンガルーにも多様性。

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 自然豊かなオーストラリアで撮影された、カンガルーの行動についての研究内容をダンスで表現した動画がYouTubeで11万回以上再生され人気なっています。 

カンガルーの研究発表をダンスで表現
研究発表をダンスで表現 カンガルー行動研究結果をダンスで表現?

  「Kangaroo Time」とタイトルがつけられたダンス動画を投稿したのは、オーストラリアを拠点にカンガルーの研究を行っているウェリトン・メナリオ・コスタ博士。世界有数のカンガルーの行動研究学者の1人です。動画は、毎年開催されるコンテスト「Dance Your Ph.D」のために制作されました。

研究発表をダンスで表現 個性的な人たちが草原でダンス

 このコンテストは科学雑誌『サイエンス』の出版元のアメリカ科学振興協会が主催しており、博士号を持つ学者による研究論文を、ダンスで表現した動画が審査の対象になります。2024年に見事優勝に輝いたのがコスタ博士の「Kangaroo Time」でした。

  

研究発表をダンスで表現 サンバ・ダンサー

 動画では、カンガルーの群れになぞらえてブラジルのサンバ・ダンサーやドラァグ・クイーンにバレエ・ダンサーと多種多様な人たちが草原で楽しそうにダンスしています。コスタ博士によると、ダンスをしている人たちのようにカンガルーにもそれぞれ個性があるとのことです。

研究発表をダンスで表現 ドラァグ・クイーン

 ダンサーたちはさまざまな姿で自分流のダンスを披露します。彼らは程よいパーソナルスペースをとりながら、お互いのダンスを尊重し、楽しそうに踊り続けています。これはカンガルーにも同じことが言えるようで、彼らもまた群れの仲間と行動を調整し、互いに適応しながら生活しているとのこと。

研究発表をダンスで表現 コスタ博士も楽しそうにダンス

 ダンスが終わるとコスタ博士は最後に「違いは多様性を生み、多様性はあらゆる種の中に存在する。それはごく自然なことである」とメッセージを送っており、生物はそれぞれ異なる特徴を持っていて、その違いが多様性を生み出しているのだと動画を締めくくっています。

画像はWELIのYouTubeから

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