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薬局じゃなくて“楽”局? 一風変わったカプセルトイ専門店「カプセル楽局」が出店拡大 そのこだわりを聞く(1/3 ページ)

2022年7月に1号店がオープンし、2024年3月に20店舗を突破。

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 ぱっと見は薬局みたい。でも、店の前や中に並んでいるのはカプセルトイ自販機――ゲオホールディングスが運営する、ちょっと変わったコンセプトのカプセルトイ専門店「カプセル楽局(らっきょく)」が拡大しています。

カプセル楽局
カプセル楽局(編集部撮影、砂町銀座商店街東店)

 「楽しさこそ、元気になるための薬」をコンセプトに、店構えだけでなく、スタッフも薬剤師のような白衣を着用するこだわり。2022年7月に1号店がオープンし、2024年3月に20店舗を突破と、毎月ペースで出店しています。

 2025年3月までに50店舗を目指すという「カプセル楽局」。オープンの経緯やこだわりについてゲオホールディングスに聞きました。

カプセルトイ専門店参入や出店場所のワケ

 ゲオホールディングスがカプセルトイ専門店に参入したのは、近年の「カプセルトイ第4次ブーム」到来を受けて。同社でもコロナ禍前と比べてアミューズメント事業の業績の中で好調に推移した商材の一つがカプセルトイで、今後もこのトレンドは続き、需要が増えていくとの考えからカプセル楽局1号店をオープンしたといいます。


1号店 カプセル楽局ときわ台駅前店

 薬局風のコンセプト、カプセル楽局という店名は「仕事や学校、買い物の帰りに、ふらっと立ち寄ってカプセルトイを手にする楽しさをお客さまに届け、元気を与えられるお店にしたいという思い」から。店名の「カプセル楽局」は、カプセルトイの“カプセル”と薬の“カプセル”をかけたものだとしています。

 店舗作りは「楽しさを処方する、カプセルトイのお店」として薬局をイメージしてこだわっているとのこと。スタッフのユニフォームは白衣、看板や店内も白を基調とした明るいデザインを採用しています。


店内イメージ

 出店場所は、大規模な繁華街などではなく、駅前や商店街という生活に密着した場所。その理由について同社は、ゲオグループの理念である「豊かで楽しい日常の暮らしを提供する」を実現する場として、普段の生活に身近な場所である、地域に根ざした商店街や駅前を中心に出店していると説明しています。

売り上げは「好調」、今後は?

 カプセル楽局で扱う商品は、メーカーからの情報や過去の類似商品の実績を基に、流行や人気商品の傾向などを分析して選定。来店客の声も参考に、専門店だからこそ扱えるニッチな商品も意識しているといいます。

 売り上げは好調に推移しているとのこと。2024年もカプセルトイ市場は拡大の見通しで、カプセル楽局の売り上げは今後も出店数の拡大とともに伸びる見込みとしています。

 また、現在は都内中心の出店ですが、今後は徐々に東京近郊の地域も視野にいれて出店を検討していきたいとゲオホールディングスは述べています。

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