娘さんの悲しみを体で受け止めたというポストが、X(Twitter)で話題を集めています。投稿は記事執筆時点で321万回表示を突破、13万件を超える“いいね”が寄せられています。
「わたしの服に転写されたむすめのかなしみ」という言葉を添えて投稿されたのは、グレーのトップスを着た写真。胸元にいくつかのシミが付いています。
よく見ると、一番上が目で真ん中は鼻? 歯を食いしばったような口元や細長い涙の跡から、あふれ出してしまった娘さんの悲しい気持ちや、抱きしめて受け止めたお母さんの大きな愛が伝わってくるようです。
表情まで想像できる
娘さんの悲しみを切り取ったかのような写真を投稿したのは、はりねずみWM(@aaa817817)さん。コメント欄には「きっと、一生懸命頑張ったのね」「悲しみが服にうつったから、娘さんは大丈夫かな」といった声が寄せられています。
編集部がはりねずみWMさんに伺ったところ、娘さんは6歳になったばかりで普段はおおらかで明るい子とのこと。「最近は卒園して環境が変わったこともあり、少し疲れがたまっていたようです」と話してくれました。
今回泣いた原因を本人に聞いてみると「いろいろあって疲れちゃった」「すごし方が変わったからみんながおめでとうおめでとうっていうし、大きくなったからこうしてみようかってたくさん言われるし、どれにチャレンジしていいかわかんなくてイライラしちゃった」と話してくれたそうで、環境が変わったことで不安定になったのかなと感じているそうです。
「泣いたときは抱きしめるのが常ですか?」と聞いたところ、「抱きしめる、だっこする、膝に乗せるなどしています。気を逸らしたほうがいいときは一緒に踊ることもあります」という回答。一緒に踊る親子、想像するとほっこりします。
泣いたあとの様子を聞いてみると、「私の服についた自分の顔拓を見て笑っていました」とのことです。よかった!
多くの人が投稿を見てくれたこともあり、「娘ちゃんのつらいのつらいのは無事飛んでいったようだね」「悲しみが服にうつったから、娘さんは大丈夫かな。お母さんの愛の力だね」「いつか少し先のむすめちゃんの笑顔のためなら愛おしいですね」「いいなこれ 消えないうちに刺繍溶かして残しておきたい」「めっちゃアート! そして“かなしみはいつか消える”ってことをママのお洋服が教えてくれるなんて素敵ね」といった反応が印象に残っているそうです。「環境が変わった中頑張っているむすめを泣かせてしまったことにわたしとしては罪悪感があったので、優しい言葉をかけていただき、とても救われました。また『実家に帰りたくなった』『自分も幼い頃同じことをしていた』といった趣旨のコメントが多く、世のお母さんお父さんの愛情が大人になっても心に残ってらっしゃるのだと感じ、感動しました」と振り返っていました。
画像提供:はりねずみWM(@aaa817817))さん
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