遠くの地域で大雨が降っているのに、なんで新幹線の運転を見合わせるの? 行けるところまで行ったらいいのに……。そう思ったことがある人もいるかもしれません。そんな疑問に答えるJR東海の説明が分かりやすいと評判です。
JR東海は、「これからの季節、東海道新幹線の沿線でも『激しい雨』が降ることにより、遅れが発生したり運転を見合わせることがあります」として運転見合わせについて説明。
例えば、東京駅から東海道新幹線に乗ろうとしたとき、静岡のあたりが大雨なのに運転を見合わせるというアナウンスがあったら、途中まででも行けそうなのにとか、遠くの地域のお天気が新幹線の運行に関係あるの? などと思ってしまうことがあるかもしれません。
JR東海によると、収束の見込みが立たない豪雨のときは、乗客が運転再開まで車内で長時間待つことになる場合もあります。そのため乗客に不便をかけないよう、走行中の列車をできる限り駅間ではなく駅に停車させるのだそうです。その結果、運転本数が多い東海道新幹線では、雨による運転規制の対象が一部の区間のみの場合でも、全線にわたって運転を見合わせたり、一部の列車を運休にする可能性があるとのこと。
走っている新幹線の本数が多いと次の駅にたどり着けず、駅間で止まってしまうと乗客が降りられない……できるだけ乗客を閉じ込めないよう配慮がされているということですね。東海道新幹線では、1時間に60ミリ以上の雨が降った場合、激しい雨が降り続いた場合などに運転を見合わせる可能性があるそうです。
これから梅雨や台風、ゲリラ豪雨など雨が強く降る時期もやってきます。運転見合わせの条件を頭に入れつつ、新幹線を利用するときには天気予報や鉄道会社のWebサイト・SNSをチェックして、早めに対応を考えたいものですね!
SNSでは「シンプルだけど分かり易い」「ホントにこれ!! 気をつけて、大変なことになるから!大変なことになったから!!」「こんなにお客さんのことを思ってくれてるのね」などのコメントが寄せられています。
画像は東海道新幹線(東京〜新大阪)運行情報【JR東海公式】(@JRC_Shinkan_jp)のXアカウントとリリースより引用
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