道路上で衰弱していたミシシッピアカミミガメを保護したと伝える動画が、YouTubeに投稿されました。当時の状況説明も兼ねているこの動画には、「危機的タイミングで良い人に出会えて良かった〜」と安堵(あんど)の声が寄せられています。
道路でひっくり返っていた
投稿したのは、リクガメやモモンガ、ニワトリなど数多くの生き物との暮らしぶりを公開しているYouTubeチャンネル「カメまる子TV」さん。ミシシッピアカミミガメの体調が回復したことを受け、紹介も兼ねた動画を撮影することにしたと説明しています。
ミシシッピアカミミガメは、アメリカザリガニとともに2023年から「条件付特定外来生物」に指定されています。捕獲と飼育、無償譲渡はできますが、販売や購入、野外への放出、不特定多数または特定多数の人への頒布は禁止されています。
カメまる子さんによると、このカメは道路でひっくり返っていたとのこと。「条件付特定外来生物」のため、保護した時点で自分が飼うと決意していたものの、他の生物から攻撃されたのか甲羅に傷が付いており、当初は餌も食べないほどに弱っていたそうです。
付けた名前は……
体格や尻尾からメスと推測されるこのカメを新しい家族として迎えるにあたり、カメまる子さんは「ボス」と命名。その立派な体格や、ムスっとした顔つきに“ボスっぽさを感じた”と説明しています。
ボスちゃんは警戒心を抱いているらしく、カメまる子さんが見ている前ではまだ餌を食べてくれないとのこと。紹介も兼ねた今回の撮影では、餌を与えた後もしばらくカメラで撮り続けることにしました。
隣で飼っているイシガメたちにも餌をあげて、ボスちゃんの様子を観察。水面を漂う餌に気付くと甲羅から少しだけ顔を出しました。
足も出してわずかに容器内を歩いたものの、ボスちゃんは顔を引っ込めてしまいました。その場で固まってしまったことを受け、カメまる子さんは「時間は必要かねぇ、やっぱりねぇ」とコメントしています。
ボスはエビがお好き
まだ警戒心を抱いているボスちゃんですが、どうやらエビがお好みとのこと。以前にエビを与えてみたところ、こっそり食べていたそうです。
餌を食べたそうに眺めているボスちゃんの動画には、「最高の人に保護されボスちゃん助かって良かったね」「元気で長生きしてくれますように」「慣れてくれるといいですね!」などの感想が寄せられています。
数多くの生き物と一緒に暮らしているカメまる子さん。YouTubeチャンネルの他、X(Twitter/@napo_gggggg)やTikTok(@kamemaruko)でも動物たちの愛らしい姿を公開しています。
画像提供:YouTubeチャンネル「カメまる子TV」さん
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