実家から発掘された、幕末期に作られたとされる“桜の押し花”が、X(Twitter)で300万回以上表示され、約1万件の高評価を獲得しています(記事執筆時点)。そのロマンあふれる存在感や桜をつんだ際のエピソードに注目が集まっています。
押し花の写真を投稿したのはXユーザーのじょーもん(@jomon619)さん。実家に保管されていたという退色した桜の押し花と、それを包んでいた和紙に書かれていた文字を公開。「たぶん幕末くらいのらしい」と先祖のものであったと説明しながら、「取ったらお手討ちになるような場所から取ったらしいのは聞いてる」と伝えています。
じょーもんさんは和紙に書かれた文字に関して、「『車止の桜』は私でも読めるんですが」として、他の文字がなんと書いてあるか教えてほしいと呼びかけています。
書かれた文字が何だったのかを考察したり分析したりする多くの人の声が到着。他にも「非常に面白い。短編書けそうな位のロマンを感じる」「桜の花からDNAが抽出できたらどこで採れたものか特定に役立ったりして」「とても興味深いですね」「ロマンの塊ですね」「ロマン半端ないですね」と、歴史を感じる押し花やエピソードにときめく声が寄せられていました。
ねとらぼ編集部では押し花や古文書について、じょーもんさんにいくつか質問してみました。
――押し花はどのように保管されていたのでしょうか?
じょーもん もともとは「系図箱」と書かれた漆塗の文箱に他の古文書と共に入っていました。市誌編纂(さん)の際に市に貸し出したところ、1通1通封筒に入れられて帰ってきたため、そのまま保管しています。
――古文書の存在はご親族の間では有名だったのでしょうか?
じょーもん そういうものがあるというのは知っていると思います。私は歴史や古いものに興味があったので、祖父から聞きました。
――SNSでの反響についてコメントをお願いします。
じょーもん たくさんの人に考えていただき、思ってもいなかった回答ばかりで、びっくりしました。あらためて先祖や江戸時代について興味を持ち、調べる機会になり、大変感謝しております。
画像提供:じょーもん(@jomon619)さん
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