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大切に育てていた“らんちゅう”たちが忽然と消えた…… 飼い主の涙と決意のDIYに「自分を責めないで」「立派な要塞」(1/2 ページ)

前向きな姿勢で応援したくなります。

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 大切に育てていた「らんちゅう(金魚の1種)」が何者かに襲われてしまった――。自然の厳しさを知る体験が、YouTubeで紹介されています。動画は記事執筆時点で8万3000回再生を突破、飼い主さんへの励ましの声など反響が寄せられています。

【緊急動画】ご報告があります

 投稿したのはYouTubeチャンネル「みんな〜アクアやろ〜よ!」のKOKOさん。アクアリストとして活動していて、自宅で海水魚やサンゴ、メダカや金魚、コリドラスなどさまざまな生きものを飼育しています。

ある朝起きるとらんちゅうの水槽に異変が

大切に育てていたらんちゅうたちに思わぬ大事故

 今回の動画は緊急で回したもの。らんちゅう達に赤虫をあげようと外へ行き、異変に気付いたといいます。家族を呼んできて撮影しながら一緒に確認すると、舟(水槽)にかぶせてあった網が変形し、息絶えたらんちゅうの姿が見えます。

大切に育てていたらんちゅうたちに思わぬ大事故
らんちゅうの舟に異変が

 網はこじ開けたような状態になっており、周りの道具も変形。ミニらんちゅうがいた舟にも荒らされた痕跡があります。家族は突然の出来事に動揺したような様子で「鳥?」「猫?」「イタチ?」「うらみがある人?」と犯人を探ります。

大切に育てていたらんちゅうたちに思わぬ大事故
こじ開けた跡があります
大切に育てていたらんちゅうたちに思わぬ大事故
ミニらんちゅうの舟にも荒らされた痕跡が

 壊滅状態の舟の中に、ヒラヒラと泳ぐ姿が。「日の丸」くん1匹だけが生き延びていたのです。しかし、何者かによって体をえぐられた跡があります。きっと必死に逃げ回ったのでしょう。KOKOさんは日の丸くんをすぐに部屋に連れてきて、傷跡の消毒をすることに。メチレンブルーと塩を入れたバケツの中に3日ほど入院させることにしました。

大切に育てていたらんちゅうたちに思わぬ大事故
日の丸くんだけが生き残っていました

 舟の清掃を済ませたKOKOさんがカメラの前で話し出します。実は半年くらい前にも一度、らんちゅうの被害があったとのこと。そのときは鳥によるものと判断し、被害を防ぐためフタを付けるようになったそうです。

 今回の被害は家族で話し合い、アライグマだと判断。生き残った日の丸くんが遭遇した状況を思って涙ぐむシーンもありましたが、「こんなことはあってはならない。二度と襲われないようにしなきゃいけない」と決意します。

 今は、1匹だけ生き残った日の丸くんや、室内にいて被害を免れた「ペコ」ちゃん、死んでしまった「白でぶ」ちゃんが残してくれたミニらんちゅうたちを必ず守っていこうと思う。そのためには頑丈なフタを作らないといけないし、被害に遭わない環境づくりをやって行こうと思う、と決意を表明します。

大切な金魚を守るための対策

【負けるもんか】大切な金魚を害獣から守る最強蓋を作りました|アライグマ|らんちゅう|害獣対策

 ショッキングな報告から少しして、害獣対策の動画が投稿されました。対策のメインは丈夫なフタを作ること。舟も増やすことにして、ママさんと一緒に買い物に行きます。

 フタの枠には塩ビパイプを使用。パパさんが道具の使い方の見本を見せ、自らも手伝ってくれます。

 枠には丈夫そうな金網を貼ることにして、折り返すようにとめて行きます。当初固定するためにインシュロック(結束バンド)を使っていましたが、パパさんから「バインド線でやれ」とアドバイスが。パパさんの協力もあり、舟のフタが仮完成しました。

大切に育てていたらんちゅうたちに思わぬ大事故
丈夫なフタを作ります

 フタを固定するための秘策は荷物ベルト。土台にする軽量ブロックの穴に通し、土台・舟・フタをまとめて固定する作戦です。舟に水を張り、鉢を使ったろ過装置を作っていきます。温度合わせをしたら、ミニらんちゅうたちを舟の中へ入れます。

大切に育てていたらんちゅうたちに思わぬ大事故
ミニらんちゅうを舟に戻します

 ミニらんちゅうの舟に新しく作ったフタを乗せてみます。荷物ベルトで固定してみると結構良さそうな感じですが、試しに動かしてみるとズレてしまい、更に手を加えることにします。

大切に育てていたらんちゅうたちに思わぬ大事故
フタがズレたので更に手を加えます

 翌日は、ケガが治り元気になった日の丸くんを舟に戻すことに。バクテリアを追加して水質を安定させ、水温を合わせ、日の丸くんを広い舟に入れます。

大切に育てていたらんちゅうたちに思わぬ大事故
日の丸くんを戻し

 フタの金網はバインド線でしっかり固定し、犬のケージだったという鉄格子をプラスしてパワーアップしました。舟にも穴を開けて、バインド線でフタを固定したので、ズレることもありません。

 更に考えた対策は、アライグマたちが嫌いな赤い色の短冊を吊り下げること。人感センサーライトも2つほど設置し、誰かが近づいたらライトアップされる仕組みも用意しました。

大切に育てていたらんちゅうたちに思わぬ大事故
しっかり固定しました

 害獣対策を終えたKOKOさんは動画の最後で「アライグマが嫌だという気持ちはない」「しっかりできなかった自分がいけない。これからも外で飼うことを常に頭に入れながら過ごしていかなきゃ」と話してくれました。

 動画のコメント欄には「頑丈な蓋ができて一安心ですね」「これで獣害が防げると良いですね」といった声が。「お母さんがところどころで怪我の心配してくれるのほんと優しさに溢れている感じで良き」「パパさん、いろいろ詳しくて頼りになりますね」など、家族をたたえる書き込みもありました。

 KOKOさんはYouTubeの他、X(Twitter)(@koko50482745)やInstagram(@aquarium_KOKO)でも情報を発信中。別の日の投稿では、日の丸くんの新たな出会いも見ることができます。

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画像提供:YouTubeチャンネル「みんな〜アクアやろ〜よ!

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