先天性四肢欠損症のタレント・佐野有美さんが7月28日にYouTubeを更新。荒れた4歳娘に手足を出され、いら立ちをあらわにした際の経験談を披露しました。
号泣する娘にたたかれイライラ……
先天性四肢欠損症で生まれ、NHK Eテレ「バリバラ〜障害者情報バラエティー〜」に出演するなどタレントや講演家として活動している佐野さん。
この日公開した動画では、「最近また、娘が私に何か伝えたいのに言葉にせずに手足が先に出てしまったときがありました」と不穏なコメントを手始めに、母娘の間で起こった一件を報告しました。
娘があるとき泣きわめいていたため、「どうしたの?」「何か嫌なことあった?」と尋ねたところ、その問いに答えることなく自身をひっぱたいてきたとのこと。
佐野さんは「両腕がない私は娘を止めることができない」とコメント。最初は優しく尋ねていたものの、ただただ手足を出してくる娘にイライラが募ってしまい、怒りをあらわにしてしまったといいます。
親としての振る舞いを反省し、両者が落ち着くまでひとまず待ったところ、泣き疲れた娘が「ママさっきはごめんね」と謝罪。大号泣の理由ですが“探していたものがなかった”というもので、拍子抜けした佐野さんは「とてもとても心配していた私って(笑)」「でも大したことなくて良かったですww」と語っています。
娘の“言葉”に首をかしげてしまう展開も
娘にとっては大泣きの理由がとても重要なことだったのかもしれないと思い直し、次に言葉を発するのではなくたたいてきた理由を聞くや、「ママは許してくれると思ったから」と返してきたとのこと。
あまりにあっけらかんとした言葉を「私は正直、え? と思いました」と大いに問題視し、手足を出すことで相手を傷つけることがあるため、言葉でもって自身の気持ちを表現するよう教え諭したところ、「はい!」と元気よく声を上げ母の気持ちを理解したそうです。
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