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令和に“仁亀どっち派?”再燃! “55万人応募”のデビュー前ライブ、8日連続東京ドーム公演…… 「KAT-TUN」驚異の伝説を振り返る(1/3 ページ)

波乱万丈。

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 「hulu」や「Amazonプライム」などの配信サービスで、仲間由紀恵さん主演の人気ドラマ「ごくせん」シリーズが順次配信されることが7月30日に発表されました。2005年に放送された「ごくせん 第2シリーズ」の出演をきっかけに世間に“見つかってしまった”KAT-TUNの亀梨和也さんと元メンバーの赤西仁さん。

 当時、「仁亀どっち派?」と、個性の違う2人のうちどちらが好みかを問う悩ましい質問が流行しました。驚異的な歴史を持ち、伝説だらけのグループ「KAT-TUN」を振り返ります。

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赤西仁さん(画像は赤西仁公式Instagramより引用)

デビュー前から偉業の数々

 同グループは、2001年に亀梨さん、赤西さん、田口淳之介さん、田中聖さん、上田竜也さん、中丸雄一さんの6人で結成し、2006年に「Real Face」でデビュー。現在は亀梨さん、中丸さん、上田さんの3人で活動中です。

 グループ名は、メンバーのイニシャルをつなげたもの(※1)で、ハイフンはメンバーを支えるファンを意味します。(※1 K亀梨、A赤西、T田口、T田中、U上田、N中丸。現在はKAを亀梨、T-TUを上田が担当。)

 KAT-TUNはデビュー前にもかかわらず、2002年「ミュージックステーション」に登場し、オリジナル曲などを披露。“ジャニーズJr.”(現ジュニア)の中でも、ファンの間では目立った存在として人気を集めていきました。

初の単独ライブは応募倍率110倍……!

 2002年8月、東京・東京国際フォーラムで初の単独ライブを実施しましたが、デビュー前にもかかわらず約55万人が応募。同会場は約5000席しかないため、ほとんどの応募者がライブに参加できず、ライブのタイトルは「KAT-TUN お客様は神サマーConcert 55万人愛のリクエストに応えて!!」となりました。

 その後も単独ツアーなどを行い着々と人気を集めましたが、2005年1月に“世間に見つかる”ターニングポイントが訪れます。赤西さんと亀梨さんの“仁亀コンビ”がお茶の間に登場したドラマ「ごくせん」です。グループも知名度を上げ、「ごくせん」をきっかけにファンになった人を指す“ごくせん出”、“ごく出”というキーワードも生まれました。

 畳みかけるように、赤西さんは同年、篠原涼子さん主演のドラマ「anego」で、「ごくせん」とは正反対の好青年会社員を演じ、人気が爆発。さらに、亀梨さんは山下智久さんと共にドラマ「野ブタ。をプロデュース」に出演し、ドラマから派生したユニット「修二と彰」で「青春アミーゴ」が大ヒットしました。メンバーはドラマ出演で一般人気も集めていきました。

 ここまでグループのデビューは行われないままですが、2006年3月17日、デビュー前のアーティストによる“単独公演は史上初”となる東京ドームでのライブを実施します。2024年の現在も、この記録は破られていません。

いよいよデビューも……

 東京ドーム公演から5日後、スガシカオさんが作詞し、B’zの松本孝弘さんが作曲したシングル曲「Real Face」でようやくデビュー。翌月までにミリオンセラーを達成します。

 実はデビューの日、15曲収録された“アルバム”も同時発売されており、内容はなんと「ベストアルバム」でした。同アルバムはトリプルプラチナ(約75万枚)を達成しています。デビュー日にベストアルバムを発売したアーティストは異例で、現在も歴史に刻まれる偉業です。

 そんなロケットスタートもつかの間、同年10月に赤西さんがアメリカ(LA)へ語学留学へ出かけ、芸能活動休止を発表しました。記者会見が開かれて世間を賑わせ、ファンは震撼しました。

 グループが5人で活動していた中、2007年4月に赤西さんが帰国。翌日にメンバー全員で会見を行い、再び6人で活動を開始することを発表しました。その後、発売したシングルやアルバムは軒並み1位を獲得し、同年5月には“8日間連続”東京ドーム公演を成し遂げます。この記録も現在までに塗りかえられていません。

 2010年7月、赤西さんが脱退し、2013年10月に田中さんが脱退。その後は4人で活動していましたが、2016年3月に田口さんの脱退をきっかけに、同年5月“充電期間”に入り、3人はソロ活動に専念しました。

3人で再出発

 充電期間を終えた約2年後の2018年1月、正式に活動再開を発表し、3人で再出発を果たしました。意外にも、「KAT-TUN」として「NHK紅白歌合戦」に出場したのは2021年が初めてで、初紅白ではデビュー曲「Real Face」をリメークした「Real Face#2」を披露しています。

 現在までに、グループとしての活動のほか、メンバーはそれぞれ、俳優業やテレビ・ラジオ番組の出演、SNSなどで個性を出しながら活動しています。特に2023年からスタートした上田さんの公式Instagramは、“ファンにこびない”ことで人気を博しており、攻めた投稿内容について「事務所に怒られた」ことも報告していました。

 なお、赤西さんは現在ソロアーティストとして活動しており、田口さんは2022年に麻雀のプロテストに合格し、プロ雀士としても精力的に活躍しています。

仁亀どっち派?再燃

 2024年7月30日の「ごくせん」配信発表をきっかけに「え???令和のごく出が登場してしまう?」「やったーーー」「改めて竜(亀梨)と隼人(赤西)どっち派?」などSNSを中心に話題に。その中で、同グループの偉業を振り返る人も続出しており、令和も“KAT-TUN”にさらに注目が集まりそうです。

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