クロメジナを1カ月放置してから調理する動画がYouTubeで公開されました。記事執筆時点で、この動画の再生数は20万回を超えており、3000件以上の高評価を集めています。なお、投稿者は専門家の判断のもとに行っています。絶対にまねしないでください。
タモで捕まえたのは……
投稿したのは、YouTubeチャンネル「野食ハンター茸本朗(たけもとあきら)ch」を運営している茸本さん。今回は水深50センチ程の場所でタモを使い、釣り人なら誰もが憧れるという“荒磯の大スター”を捕獲しました。
捕まえたのはオナガメジナ。沖合に多く生息している魚であるため、捕獲した茸本さんも「何でこんな水深50センチくらいしかないとこにいたんだろう」とコメントしています。
その後、小さいサイズのオナガメジナも捕獲した茸本さんは、2匹を神経締めして血抜きを実施。内臓も取り除いたら、1カ月にわたって冷蔵庫内で熟成させました。
熟成に挑戦
これまで茸本さんは、魚を長期間熟成させたことがあまりなかったため、今回はあえてトライしてみたとのこと。冷蔵庫から取り出したオナガメジナからは、「アンチョビーとかに近い香り」がするそうです。
さばいた身の部分からも悪臭がしなかったため大丈夫だと判断し、調理を続行。2匹のオナガメジナを使って刺し身と湯霜造り、焼き魚を作り実食します。
いざ実食
一口目として選んだのは、背中の部分の刺し身。新鮮な状態の刺し身とは異なる、「重厚でねっとりをしたうま味」を感じるそうです。
また、熟成により身が柔らかくなったことも大きなポイント。かみ締めた際にうま味と脂が舌の上で広がるらしく、その感覚を「うまさのカーテンがシュ〜っと広がる」と表現しています。食レポが上手すぎる……!
皮付きの湯霜造りは、皮と身、皮が付いている部分の身のそれぞれで違う食感が楽しめるそうです。焼き魚も非常においしく、「やっぱ塩焼きうめえな」「うますぎて箸止まんねえ」と、舌鼓を打ちながらどんどん口に運んでいます。
コメント欄には、「めちゃくちゃうまそう」「うまそうな食レポだぜぇ」「重厚でねっとりとしたうま味、体験してみたい」「毎度、すばらしい語彙力。めっちゃ食べたい」などの感想が寄せられています。
茸本さんはYouTubeチャンネルの他に、X(Twitter@tetsuto_w)アカウントも運営中。ハナミノカサゴやイタチウオなど、さまざまな魚を使って料理を作っています。
画像提供:YouTubeチャンネル「野食ハンター茸本朗(たけもとあきら)ch」さん
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