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“本当に怖いJホラー”がやってくる! 映画「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」、2025年公開(1/2 ページ)

ジメジメざらざらな雰囲気が最高だな。

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 近藤亮太監督の短編映画「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」が、主演に杉田雷麟さんを迎えた長編映画として2025年に全国公開決定。Jホラーの全てを体に染み込ませて来た正統派の継承者によるJホラーの注目作です。

「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」場面写真
Jホラーの注目作「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」

「いま一度本当に怖いJホラーを誕生させるつもりで作りました」

 「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」は、過去に弟が失踪したある家族に残された一本のビデオテープを巡る物語で、KADOKAWA主催で2022年末に行われたホラージャンル特化のフィルムコンペティション「第2回日本ホラー映画大賞」の大賞受賞作。

 ある日突然母から送られてきたビデオテープに映し出されていた弟の失踪の瞬間を見た兄が、事件と向き合い過去をたどろうと、霊感を持つ友人にビデオテープを託す……というストーリー。公開された1枚の場面写真は、幼少期に弟と一緒に入った森の中に、再び足を踏み入れようとする男性が映し出される場面です。

 「いま一度本当に怖いJホラーを誕生させるつもりで作りました」と商業映画デビュー作となる同作への自信をのぞかせる近藤監督は、貞子でおなじみ「リング」シリーズの脚本を手掛けた高橋洋さんに師事し、高橋監督作品やNetflixドラマ「呪怨:呪いの家」でも助監督を担当。「第1回日本ホラー映画大賞」でも『その音がきこえたら』でMOVIE WALKER PRESS賞を受賞していました。なお、第1回日本ホラー映画大賞で大賞を受賞した「みなに幸あれ」も2024年1月に映画が公開されています。「呪怨」シリーズや「犬鳴村」などで知られるJホラーの重鎮、清水崇さんが「みなに幸あれ」に引き続き総合プロデュースを手掛けます。

 主演を務めるのは杉田雷麟(すぎた らいる)さん。薬丸岳さんのミステリー小説を原作として2018年に放送された「テレビ東京開局55周年特別企画 ドラマスペシャル Aではない君と」では主演の佐藤浩市さんから絶賛され、2024年公開の映画「プロミスト・ランド」でも主演を務める若手俳優の注目株。

 近藤監督は杉田さんの抜てきを「マカロニえんぴつの『ヤングアダルト』のMVを観て以来、強く印象に残っており、ずっと気になる存在でした。主人公を誰に演じてもらうか? と考え始めた時、真っ先に杉田さんの名前を挙げました。実現して本当に良かったと思います」とコメント。さまざまな行方不明にまつわる物品や情報を集め分類を分けて展示する「行方不明展」で特別配信された映像「正体不明」も近藤監督と杉田さんがタッグを組んだものです。

近藤亮太監督コメント

 「本当に怖い映画を作りましょう」

 KADOKAWAの小林剛プロデューサーとの最初の打ち合わせで言われた一言で、この映画の指針は決まりました。

 何を怖いと感じるかは百人いれば百通りの答えがあるかと思います。人間が怖い、幽霊が怖い、自然災害が怖い。

 この映画では目にはみえない“何か”が怖いのだと考え、作中の彼らが感じる恐怖心を精一杯想像し、ともに体験してもらうことを企図しました。

 今の時代に、かつて少年時代の自分を心底震え上がらせたJホラーを、もう一度正面から作りたい。あの頃怖いと感じた映画たちは、その表現は、決して古びていないと証明したい。

 そんな想いを理解し、一つ一つ実現してくれる素晴らしいキャストとスタッフに恵まれ、最終日には終わるのが惜しくなるくらい、慌ただしくも充実した撮影を経て、『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』は生まれました。

 一人でも多くの方に、僕がかつてのJホラーたちから味わったような、あるいはそれ以上の「怖い」が生まれることを願っています。

(C)2025 「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」製作委員会

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本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。

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