愛犬の散歩中に遭遇したのはまさかの…… 運命を感じる出会いに「こんなことって本当にあるんですね」「帰ってきてくれてありがとう!」(1/3 ページ)
帰ってきてくれてありがとう。
ワンコの散歩中、道路沿いの竹やぶの中で……。運命的な出会いを捉えた動画がYouTubeチャンネル「おはぎカフェ」に投稿され、再生数は43万回を突破。「おかえりなさい」「こんなことって本当にあるんですね」と反響を集めています。
数日前から鳴き声が聞こえていた散歩道
動画が撮影されたのは、2024年8月4日。飼い主さんが愛犬「リン」ちゃんとお散歩していたときの出来事でした。最近は、リンちゃんが自らお散歩したがるというこのルートを歩くのが定番に。実はこのお散歩コースは、自宅から往復1時間以上かかる、夏場は行かない道。数日前に子猫の鳴き声を聞いてからは毎朝行きたがるなど、まるで子猫を探していたかのようでした。
また車の量は少ないけれど大きな道路沿いの道で危険なため、飼い主さんはいつでも保護できるようにキャリーを持参していました。子猫の鳴き声がしない日が続き、もういなくなったのかと思っていた矢先……。
竹やぶの中からまたしても子猫の声が。近づいてみると、キジトラ柄の小さな子猫を発見します。周りを見回しても母猫は見当たらず、どうやら1匹ではぐれてしまっていたようです。
子猫は最初「シャー!」と威嚇するも、飼い主さんに「ここにいたらさ、車に敷かれちゃうから」といわれて大人しくなりました。そして飼い主さんは、子猫をヒョイッと持ち上げてキャリーの中に保護。体重は約300グラムで、まだ生後2〜3週間ほどに見えたそうです(後日、生後1カ月ほどであったと判明)。
それから飼い主さんに「お家帰ろう」といわれると、子猫は暴れる様子もなく、甘えた声で「ニャーン」と鳴くように。さらに、キャリーの中でキョトンとしながらお利口さんにしている姿は、まるで元から一緒に暮らしていたかのようです。
泊まりに来ていた娘さんが……
そして自宅に到着すると、子猫は「ニャー! ニャー!」と鳴いて元気いっぱい。まず飼い主さんは、泊まりに来ていた娘さんに事情を話すことにします。ところが、このときまだ起きたばかりだった様子の娘さんは、なぜか子猫を見る目が涙ぐんでいました。一体どうしたのでしょうか……?
飼い主さんが涙ぐんでいた理由を聞くと、娘さんは先ほどまで見ていたという夢の話を切り出します。実は2024年3月19日に虹の橋を渡った飼い主さんの愛猫「おはぎ」ちゃんが娘さんの夢に出てきて、「帰ってきたよ」と言われたのだとか。
運命の出会い
そして悲しい気持ちで目を覚ますと、子猫の「ニャー!」という鳴き声が聞こえたため「え!?」と驚いてしまったといいます。しかも思い返せば、おはぎちゃんを保護した日付も同じく8月4日だったのです。これらの境遇から、飼い主さんと娘さんは「本当におはぎちゃんが生まれ変わって帰ってきたのでは?」と子猫に運命を感じます。数日鳴き声がしなかったのは「8月4日」を待っていたのではないかとも思ったそうです。
さらに、用意されたトイレ砂で見事に用を足した子猫。その姿に、飼い主さんは賢い子だったというおはぎちゃんの姿が再び重なります。まさに以前からここに住んでいたような行動に驚いてしまいますね。おはぎちゃんを亡くした悲しみから、もう「猫は飼わない」と決めていた飼い主さんですが、子猫は「のあ」ちゃんというすてきなお名前をもらい、めでたく家族の一員となりました。
なお、飼い主さんはその後もたびたび子猫を保護した場所に向かい、しばらく子猫の鳴き声を周囲に届けていたそうですが、親猫の姿はなく、リンちゃんの反応もなかったとのこと。ただ念のため、これからも足を運んでみるそうです。
コメント欄には「おかえり」の声が続々
「おはぎちゃんが転生したのでは……?」と感じざるを得ない、のあちゃんとの出会いには「すごく嬉しいです。泣いてしまいました」「無意識に、お家に帰ろって言葉が出たのはそういうことなんですね」「おはちゃん、母ちゃんの元へ帰って来てくれてありがとう」と、胸を熱くした人たちの声が多く届いています。
お家で元気に暮らすのあちゃんの成長記録や、のあちゃんを優しく見守るリンちゃんの様子、先住ワンコ「サラ」ちゃんの日常は、同チャンネルの他、YouTubeチャンネル「わんこと田舎暮らし」からのぞくことができます。
画像提供:YouTubeチャンネル「おはぎカフェ」さん
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