台風が接近するたびにネット上で話題になる「台風コロッケ」。しかし、昨今では知らない世代が増えてきているようで、X(Twitter)ユーザーのとある投稿をきっかけに「そうか、もう知らない世代が多いんだなあ…」「文化もすたれたか……」など“インターネット老人会”の人々から寂しがる声があがっています。
恒例のネット文化も今や昔?
台風コロッケとは、2001年8月にネット掲示板「2ちゃんねる」から生まれた言葉です。台風を実況する掲示板で「念のため、コロッケを16個買ってきました。もう3個食べてしまいました」という書き込みがされると、台風とコロッケの関係性は全く分からないものの、「コロッケ食べたくなってきた」という人が続出。それ以来、ネット民の間では「台風になるとコロッケを食べる」という謎の習慣が根付いていったのです。This is インターネット……。
それから23年が経過した2024年8月、“台風コロッケを知らない世代”の投稿が話題に。投稿者のひらじゃーん(@jusco_hiraoka)さんは、台風が近づいているタイミングでスーパーに行き、惣菜コーナーで「台風接近中 台風にはコロッケ!」と大きく書かれたポップと遭遇したのです。
初見のひらじゃーんさんが「?????」と困惑しながらポップの写真を公開すると大きな反響が集まりました。リプライ欄では、「なぜコロッケ?????」「どういうこと?」「胃もたれするし保存も効かないから適性ないような…?」など“知らない世代”からは共感の声が寄せられた一方で、「もう台風コロッケの元ネタを知らない世代の方が多いのだとリプ欄を見て悟る老兵です」「台風コロッケってもう23年前なのか知らない人がいてもおかしくないよな」と“知っている世代”からは驚きの声が上がりました。
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