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タイの水田で見つかったピンク色の塊が、X(Twitter)に驚きをもたらしています。このツブツブ、実はスクミリンゴガイ――俗称「ジャンボタニシ」の卵なのです。
- 参考:ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)の被害防止について(農林水産省)
春に稲を食い荒らす水田の天敵
ジャンボタニシは南米原産の淡水巻き貝。日本には1981年に食用目的で導入されたのち、養殖業者の廃業等によって放置され、水路や水田で野生化したといいます。
水田では春から活動を始め、田植え直後の水稲苗などを食べて50〜80ミリまで大きく成長。成貝はピンクの「卵塊」を生んだのち冬には死亡しますが、子貝は秋から土中に潜って越冬し、翌春にまた活動を開始します。
10センチ級の塊に2000以上もの卵
稲を食い荒らすことから、日本では子貝を越冬中に駆除するといった対策がとられているジャンボタニシですが、タイでも猛威を振るっているもよう。タイ在住の山東智紀(@TomokiSANDO)さんは、これまで見た中で最大となる、10センチ近くもの卵塊を発見して驚くこととなりました。
気になってどれだけの卵があるのか数えてみると、表面に見えているだけで、およそ670個。何層にも渡って産み付けられていると考えると、「少なく見積もっても2000〜2500個近くはありそう」と、山東さんは語ります。
良くも悪くも鮮烈なビジュアルは、「ピンクの悪夢」と話題に。「こんな大きな卵塊は初めて見た」「親はとんでもないレア個体なのでは」と関心を引いています。
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