築年数不明・ゴミだらけのやべぇ家を夫婦でフルリノベしたら…… 同じ家とは思えぬ驚きの大変貌に「根性ありすぎる……」「すげー」(1/3 ページ)
仕上がりが見えてきました。
1年前に公開され、500万再生を突破した「やっべぇ〜家買いました! 総集編」の第2弾が、YouTubeで公開されました。動画は記事執筆時点で19万再生を突破、2万5000件を超える“高評価”が寄せられています。
築年数不明&再建築不可、ボロボロの平屋をフルリノベ
投稿したのはYouTubeチャンネル「setakara DIY channel」さん。築年数不明&再建築不可(旗竿地のため)のボロボロでゴミだらけ、荒れた庭の平屋を夫妻でフルリノベーションしています。
総集編第1弾では、大量のごみの処分やシロアリ被害の確認、家の傾きの修正、屋根の補修など、初日〜28日目までの様子をまとめていました(関連記事)。
第2弾で取り上げるのは29日目〜68日目まで。作業に入る前に不要になった瓦や土壁を処分し、設置してあった足場を撤去します。
29日目〜31日目 家の周りの雑草対策と庇の解体
足場がなくなって家の周りがすっきりしたので、雑草対策をしていきます。地面の整地をして敷地内のマンホールから5センチほど掘り下げ、外側に向かって傾斜をつけて踏み固めて行きます。
続いて家の周りに防草シートをグルリと敷き詰め、上には砕石を敷いていきます。砕石屋さんで買ってきた分では足らず、ホームセンターで追加購入。色が違いましたが、いいことにして進めます。
32日目〜44日目 土壁の補強・補修
外壁の作業に入ります。買った後で知ったそうですが、こちらの家は板張りの下が土壁。左側の一部をはがしてみると、あまりいい状態ではありません。2人とも土壁の補修は初めてとのことで、土壁表面強化剤を塗り重ねて様子を見ます。
翌日確認すると強化剤を塗った部分がカチカチになっていたため、他の部分にも塗っていくことに。張ってある板をはがして、次々に塗っていきます。土壁が崩れた部分を砂を混ぜたしっくいで補修してみると良さそうな感じなので、全体に塗っていきます。
乾いたしっくいはしっかりした状態。土壁表面強化剤を塗る→欠けた部分をしっくいで補修→表面をしっくいでコーティングという方針が決まり、どんどん進めて行きます。加えて、壁を支える柱部分にシロアリ予防・防腐塗料を塗っていきます。
土壁の補修・補強が終わったので構造用合板と防水シートを貼っていきます。左側の壁には複数の窓があったのですが、全てふさいでしまうことに。耐震強度が上がり、断熱効果を高め、隣の家に近い壁面に収納を作ることで防音効果が高まることを狙っています。左側の壁が終わったら、右側の壁、裏側の壁で同様の作業を続けます。
45日目〜48日目 玄関ドアの取り付け
建物正面に玄関ドアを取り付けて行きます。購入してあったドア枠を組み立てて合わせてみますが、元の玄関のサイズとは合わず。土壁は部分的に壊すことできないので、柱と柱の間を全部解体して、下地から作り直し、構造用合板、防水シートを貼っていきます。
玄関ドアが仮止めできましたが、まだ微調整が必要。地面のコンクリートはスロープなので、一部をはつって(削って)いきます。
49日目〜51日目 外壁にガルバリウム鋼板を張ります
建物右側の壁にガルバリウム鋼板を張っていきます。地面の少し上には水切り金具を設置し、防水シートの上にはガルバリウム鋼板を固定するための胴縁を付けていきます。
外壁を張るにあたり疑問だったのが、ガルバリウム鋼板の角の処理。折曲機というニッチな道具を手にいれ、折り目をつけて行きます。試しに外壁に当ててみると、なかなかの仕上がり。思わず「めっちゃきれいじゃん」と声が出ます。
52日目〜56日目 床下の補強と床板の設置
床板をはがして床下の状態を確認します。根太(ねだ/水平方向の細い木材)は使い物にならないので解体することに。束(つか/垂直方向の木材)は使えそうですが、床全体のレベルがあっていないので交換します。土台(水平方向の太い木材)は使えそうと判断し、床下の掃除をしていきます。
束石と金属束を設置し、木材の部分にシロアリ予防・防腐塗料を塗ります。地面の上には透湿シートを貼り、透湿テープで止めて行きます。その上に調湿剤を広げて、根太の間に断熱材を入れ・構造用合板を張っていきます。
57日目〜63日目 ガラス窓の交換
家の正面にはガラスの掃き出し窓が8枚あったのですが、右側の4枚を新しいものに換えて行きます。窓枠が入るようにサイズ調整をしたものの、上の土壁が反っていることを発見し、解体して下地から作っていくことになりました。新しい窓には複層ガラスをセレクト。見違える仕上がりになりました。
64日目〜68日目 ガルバリウム鋼板の張り付け
家の前面にガルバリウム鋼板を張っていきます。左側の掃き出し窓は細長い高窓に変更し、軒下の凹凸を垂木を張って調整、軒天に塗装を行い、下側には水切り金物を付けて行きます。
季節は夏ということで、35度を超える猛暑日の作業は効率が上がらず。扇風機とスポットクーラーを設置しているのですが、扇風機からは熱風が吹いてきます。
小型のテント内にスポットクーラーの冷気を送るなど、工夫をして作業を継続。手持ちのガルバリウム鋼板を使い、建物の半分ほどを張ることが出来ました。
この他、庇や縁台の解体、水回りの補修や土台作り、ごみ捨てなどの作業をこなしてきた2人。DIYを始めたときに比べたら、同じ家とは思えない仕上がりが見えてきました。
コメント欄には「毎回思うけど奥さんとのチームワークすごい」「最初から見続けてきました。改めて総集編見て、すごい頑張ったなぁって。こんな事あったあったとか、そうやったねとか、見てるだけで、自分も手伝ったくらいの気持ちになりました。見てるだけですがw」「大きく本当に変わりましたね」「無理をせずいいリフォーム完成待ってます」「お身体に気を付けて頑張ってください」「これから内装とかどうなるのかなぁと考えるとワクワクです」「すげー」「根性ありすぎる…」といった声が寄せられています。
投稿主のセタカラさんは、YouTubeの他、Instagram(@setakara)でも情報を発信しており、かっこいいデザインのツナギなどを販売するオリジナルグッズショップも運営しています。
別の日の投稿では、土壁修復の詳細や、作業をするための櫓(やぐら)作り、水回りの作業などを見ることができます。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.