割れない「風船のスツール」作りに挑戦する動画がYouTubeに投稿されました。割れない風船って……何?
この動画が投稿されたのはカナダのYouTubeチャンネル「Connor Creates」(@itsConnorCreates)。面白い思いつきに挑戦していろいろなものを作ってみる動画が人気です。
割れない風船のスツールを作ろう!
用意するものはとてもシンプルで、風船とエポキシ樹脂のみ。作り方は風船に樹脂を塗布し、乾かして組み立てます。材料は2つだけですが、Connorさんの体重に耐えられるほど頑丈にするため、樹脂を8層に重ねて塗ることにしました。1層塗るごとに1日かけて乾燥させるので、時間がかかりそうです。
今回使う風船はバルーンアートなどで使われる「マジックバルーン」と呼ばれる細長いタイプのもの。まず、とても長く膨らませた風船をうずまき状にし、座面として使います。
次に椅子の脚と、椅子の脚の間に貫のように使う“つなぎ”のための短いパーツを作りました。椅子の脚は、当初は3本にする予定でしたが、より安定させるため、4本目を追加します。
パーツができあがったら、風船を干すための場所を制作。机の上にまるで小さな日陰棚のようなものを設置し、風船を吊るします。そして手袋をはめた手で丁寧に樹脂を塗っていきました。
思わぬ困難がっかりするも……あきらめず再挑戦
翌日、風船を確認してみると、まだぐにゃっとしてはいるものの、ゴムの質感からプラスチックの質感に変わったとのこと。しかし、一緒に作って乾かしていた“プードル”は足が一本割れていました。
さらにもう1度樹脂を塗り乾かしていると、今度は大切なうずまき状の座面割れてしまいました。がっかりしながらもあきらめず挑戦しますが、2度、3度と失敗が続いてしまいます。どうして……!
「もう1度だけ挑戦してみる」と、今度は緑色だった風船を青色のものに変えて再挑戦すると、やっと成功! コンコン叩いてみると硬そうな音が返ってきました。他のパーツ作りも順調です。
苦労を乗り越えてついに組み立て
いよいよ、パーツを組み立ててスツール作りの後半に突入。まず、パーツを接着剤で組み立て、仕上げに数回、全体的に樹脂を塗布すれば完成です。
完成したスツールは、「少しグラグラしている」とConnorさん。樹脂を何回か塗ればもっと安定するのではと期待するものの、もしかしたら4本目の脚の存在を忘れ脚を3本で組み立てたからではと推測。やはり、脚は4本必要みたいですね。
こうして、やっと完成したスツールは色も赤、黄、青、とカラフルで艶があり、とてもきれいです。
最後に、成功したといえるほどの強度なのか、さまざまなテストをしてみます。最初に、「耐火テスト」と火であぶってみますが、割れません。次に「ニードルテスト」で針を刺してみたところ、これも割れません。続いて「チェーンソーテスト」は……これは冗談だったよう。そして「落下テスト」で倒してみますが、やはり割れませんでした。
仕上げに、最も重要な「座れるかテスト」。Connorさんが全体重をかけて座ってみると、全く割れずに支えています。これには作った本人もびっくりしてしまいました!
「風船家具なんて初めて見た」「あなたはクリエイティブ」と反響
この動画を視聴した人からは、「こんな風船家具なんて初めて見たけど、すばらしいね!」「スペアパーツを最初から作らないなんて大胆!」「あなたはクリエイティブだし、一番重要なのは絶対あきらめないところ」など健全なエネルギーで挑戦する動画に元気をもらったというコメントが並んでいます。
YouTubeチャンネル「Connor Creates」(@itsConnorCreates)では他にも「日本古来の技に挑戦」と泥団子作りをする動画や「庭でサブウェイのサンドウィッチは作れるか?」「ゴミから紙を作ってみた」などの動画が人気です。
(画像はYouTubeチャンネル「Connor Creates」から)
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