輝きのない天然石をカットし、内部に隠れていた淡いピンク色のラメのようなきらめきを持つ美しい宝石に変えていく動画がYouTubeで9万回以上再生されています。
ピンクファイヤークォーツの原石をカットすると……
天然石をカットして磨いているのはブラジルの宝石職人のアドリアーノさんです。アドリアーノさんは水晶の一種であるピンクファイヤークォーツの原石をカットして磨くことにしました。表面のゴツゴツした部分をカットして形を整えていきます。
するとピンクファイヤークォーツの特徴でもある、内部に隠れていたラメのようなうすいピンク色のきらめきが露わとなってきます。ピンクの火花が散っているようなきらめきは、妖精のティンカーベルが振りまく妖精の粉のようにも見えるため、別名「ティンカーベルクォーツ」とも呼ばれているそうです。
慎重に天然石を磨いていくアドリアーノさん。今回は内部のきらめきを見やすいようにするため、あまり面の多いカットはしないとのこと。ピンクファイヤークォーツの原石はアドリアーノさんの手によって、内部がキラキラと乱反射したいくつもの星が散らばっているような宝石へと生まれ変わりました。
「星空のようだ」
アドリアーノさんが磨いたピンクサファイアクォーツには「星空のようだ」「石の中に星座がある」といったロマンティックな声が寄せられています。
YouTubeチャンネル「Adriano - Pedras Preciosas」には、記事執筆時点で110万人以上の登録者数がおり、他にも天然石の原石を磨いて美しい宝石に変えたり、岩石に金が含まれているか知る方法などの動画が投稿されています。
画像はYouTubeチャンネル「Pottery to the People」から
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