ITmedia ガジェット 過去記事一覧
検索
ニュース

欧州車をデコトラ仕様にカスタム→ドイツに持ち込んだら…… 見たことないデザインに思わぬ称賛の声(1/3 ページ)

自国とは異なる車文化。

advertisement

 スウェーデンのメーカーが製造した大型トラックを内外ともにフルカスタム。国際商用車ショーに出展した際の様子がYouTubeで公開されました。記事執筆時点で、この動画の再生数は17万回を超えています。

【SCANIA 500S】日本からヨーロッパに大型トラックを持ち込んだ結果… 外国人の意外な反応とは!? 内外装紹介

最上級グレードのトラックをカスタム

 動画が投稿されたのはYouTubeチャンネル「しみしょー工房」。投稿者さんはトラック用のパーツを販売している「セノプロトラックス」で勤務しています。

大型トラックを和の雰囲気でカスタムしてドイツの国際商用車ショーに出展
ドイツの国際商用車ショーに出展

 セノプロトラックスで今回カスタムしたのは、スカニア社の最上級グレードのトラック。道路交通法を守りつつキャビンの内外を“和”の仕様に変えて、9月17日から22日にかけてドイツのハノーファーで開催された「IAA TRANSPORTATION 2024」に出展しました。

 トラック内部で目を引くのは座席後部に設けたベッド用の畳。本来は本革の匂いが漂っているスカニア社のトラックですが、改装して間もないため車内には畳の匂いが充満している不思議な状態になっています。

内装として畳を設けてある大型トラック
車内には畳
最も遠い場所から参加した者に送られる賞を受賞した
“一番遠くから来ました賞”を受賞

車文化の違いに驚き

 続いてトラックの外観を紹介。ヨーロッパでは、電動工具のグラインダーを使って直接ボディーに模様を彫り込む技法「グラインダータトゥー」が文化としてないらしく、塗装などの観点で非常に高く評価されたそうです。

自分たちとは異なる日本の車文化に驚かれた
自国とは異なる車文化に驚かれたとのこと

 台車は、オランダのメーカー「BURGERS」が製造したボディーを、ヨーロッパで日本仕様にしたダブルデッキトレーラー。物流サービスを手掛けている「ティー・ピー・サービス」のロゴが印象的なデザインです。

日本仕様にしてあるダブルデッキトレーラー
ヨーロッパで製作した日本仕様のトレーラー

 トレーラー内部は途中で上下2段に別れており、出入り口にはリモコン操作で昇降するリフトを設置。特別な許可を得た上でリフトが上昇していく様子や、内部に設けられたローラーの上を荷物が滑っていく様子を撮影しました。

上下2段に別れているダブルデッキトレーラーの内部
トレーラー内部も紹介
国際商用車ショー参加者からの質問
よく聞かれることの数々

 再び車外に出て、台車の右側面に設けられた扉を開けて内部にある操作盤やバッテリーを紹介。このダブルデッキトレーラーは展示会後に日本へ輸送するそうです。

参加者の意外な反応

 今回出展した「IAA TRANSPORTATION 2024」は、欧州最大の商用車および次世代輸送システムの展示会。多数の参加者が“和デコトラ”に驚いたそうで、動画終盤ではどのような反応があったのかを紹介しています。

 スカニアに関しては車高の低さやグラインダータトゥー、キャビン後部に施した侍の絵などが注目を集めたとのこと。また、参加者からは日本の国土や車文化など意外なことを聞かれたそうで、詳細は動画で確認できます。

 この他にも同チャンネルでは、今回の出展に向けてスカニアをカスタムしていく作業動画や、大型トラックを分解して塗装する様子などを公開しています。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

       | 次のページへ
ページトップに戻る