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慣用句の「タガを外す」の「タガ」ってどんなもの? ニッカウヰスキーが教えてくれる投稿がためになります。
一体タガってどんなもの?
「タガを外す」は“規律や束縛から抜け出す”という意味。そのタガとは、もともとはウイスキーの樽や桶の周りにある竹製の輪のことでした。
ニッカウヰスキーは公式X(Twitter)アカウント(@nikka_jp)で、自社のウイスキーの樽の写真を投稿。ウイスキー樽では金属製のタガを使っており、これを取ると樽の板がバラバラになる仕組みになっています。簡単に組み立てられて解体もしやすい構造なのだそうです。
樽を締めていたタガが外れて板がバラバラになることから、束縛から放たれる様子を表しているわけです。「束縛から抜け出す」というと良い意味に思えますが、「タガを外す」は、秩序がなくなるというようなネガティブな意味合いでよく使われています。
組み立て・解体が自由自在にできるのは「タガ」のおかげ
ちなみにウイスキー樽には釘や接着剤が一切使われていないそうです。液体が入った状態で横に寝かせて長年熟成させるにもかかわらず、液漏れがしない構造になっているとは驚きです。
ニッカウヰスキーの投稿には「勉強になる」「漢字だと箍」「ウイスキー樽の和」などのコメントが寄せられています。樽のタガを取った跡は白くなっており、かなり長い期間熟成させていたことがうかがえます。
画像はニッカウヰスキー【公式】アカウントから(@nikka_jp)
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